今週の一筆
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10月02日の放送

安保法制廃止のためにも参院選で多数を!

民主党 大串博志 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、民主党の大串博志さん。国対副委員長、平安特委委員として長妻筆頭理事のサポート役だったのでまずは安保法制の話から。

 「戦後最長国会で最大の案件でした。最後は強行採決で悔しい思いもしましたが、今後も二大政党の一翼を担う党として頑張らねば、と思いました。民主党は安保法制についてはバラバラでまとまらないだろうと言われていたのも、1年半かけて、『党の考え』をまとめましたし。ただ、理念の対立になりきちんと安全保障・外交の観点からの議論ができなかったのは残念です。こんな重大な議論ですから、もっと時間をかけてじっくり議論すべきです」

 今になって民主党の中から対案を出すべきだったという声が出されているが、それについては「『党の考え』という形でまとまっているわけですから、後は法律を何時出すか、ということだった。今回は政府案の問題点を議論するだけでも、もっともっと時間が必要なくらいでしたから出さなかったんです。今後ですか? やはり憲法違反だ、というのが第一。この点は国会終了後の両院議員懇談会で確認していますから、廃止へ向けて活動を続けていきます。とはいえ、国会で多数を持っていないと無理ですから、来年夏の参院選で勝つことが大切です」

 財務省・金融庁出身なので、アベノミクス第二ステージについて聞いた。

 「安倍首相の会見を聞きましたけれど、異次元の金融緩和はどこへいったのか、という感じでした。デフレ解消、2%の物価上昇率目標、成功してますか? 公共投資は息切れしてますし、TPPはどこへ行くんでしょうか? 確かに輸出中心の大企業は儲かりましたが、実質賃金は民主党時代を100とすると93まで下がっています。安倍首相の新自由主義−強い人がどんどん強くなり格差が広がり、その一方で幅広い中間層は安心感が持てない。安倍さんの経済政策は古いと思っているんですよ。大企業に力を入れて引っ張ってもらう。しかし世界的にもそれでできた格差が経済の足を引っ張っているのは明らかです。だから民主党はここを何とかしようとしているんです。その対策が実は社会保障と税の一体改革だったんですが、安倍政権になって社会保障に対する考え方が違ってしまいました」

 民主党時代、TPP担当大臣政務官だった大串さん、目下最終段階を迎えている交渉にも危惧をおぼえていると言う。

 「私達の時にTPP参加を模索し始めたのですが、問題はコメ・農産物ではなく、自動車でした。米は関税撤廃させないどころか、日本の規制や税制のおかげで日本で自動車が売れないから、これをなんとかしろ、と言ってきたんですよね。それで入るという判断を見送ったんですよ。ところが安倍さんは前のめりで、入場料として自動車の関税撤廃を全体の中の最も遅い時期で、しかもその率を後ろ倒しにして、入ることを決定してしまった。今聞くところによると30年後に撤廃? それではTPPに入るメリットがないじゃないですか! 今回まとまるかどうか判りませんが、これから交渉テキストがでてきて内容が判明しますが、日本にとって本当によかったのかどうか、非常に心配してます」

 国会閉会後、民主党は維新や共産と協議を重ね、政界再編を模索、解党論まで出ているが、それについては「やはり、自民党に対抗する大きな塊を作らなければならいのは当然。解党云々というのは言葉が踊りすぎているだけで、要はそれぞれの党が解党してバラバラになる、というのではなく、一つの大きな党に合併するために各党が集約していく、という意味で、新党を作る、ということです!」

 趣味は? と聞いたら「漫才をみること!」。何でも、長野県諏訪の税務署長時代に趣味を聞かれて、ありきたりではつまらないから「漫才!」と言ったらうけて以来、そう答えているそうだが、実際小さい頃から吉本新喜劇の大ファン。「ナイツの一人が佐賀出身なんで応援してますけど、なんと言っても阪神・巨人が一番!追っかけまでしてたんですよ」とにっこり。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:10月2日(金)23:00/10月3日(土)9:30/10月4日(日)0:30