今週の一筆
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07月17日の放送

安保法制 参院ではサイバー攻撃問題もぜひ

浅尾慶一郎 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、元みんなの党代表で現在は無所属の浅尾慶一郎さん。まずは衆院通過の安保法制について聞いた。「もう1週間くらい審議してもよかったですね。せっかく維新が対案を出したんですから。でもこのままのばすとまたいろんなことが起こるかもしれないと思ったんでしょうね」

 実はこの安保法制案の中には「サイバー攻撃」という文字は一度も出てこない。今後はこれも大いに脅威になると思うのだが、と尋ねたら「おそらく国際的に、これを武力攻撃にみなすかどうか決まっていないからでしょう。その上、集団的・個別的自衛権みたいな国境の概念が当てはまらないから、どう取り扱ったら良いかまだ決まっていない。防衛省でもその対策を考え始めている。ただ、アメリカは武力攻撃とみなす場合もある、と言ってるんですから、今からこれについて考えておく必要があると思うんです。20年ほど前にクリントン政権のハムレ国防副長官から『ハッカーを雇ってやらせたら、1か月以内でロサンゼルス全部を停電させることができた』と聞きました。100人雇って日本中の変圧器を攻撃すれば日本は電気が全く使えなくなる。その混乱は東日本大震災の時の計画停電で想像できるでしょう? そんなことがないように、このサイバー攻撃問題を参院での安保法制審議の時にぜひやってほしいと思います」

 経済情勢についても聞いた。「ギリシャですか? 日本の不良債権と同じだと思いますよ。EUと合意し、議会でも再建案が可決されましたけど、根本的な解決ではありません。緊縮策がはたして産業再生に向かうでしょうか。一番の産業は観光ですが、同じような観光資源で、しかも自国通貨・リラで勝負しているトルコの方が安く観光できますから、ギリシャがユーロのままでは難しいでしょうね。それより上海市場暴落に象徴される中国経済の方が影響が大きい。7%成長といいますが、実質4〜5%でしょう。香港での騒乱に代表されるように、豊かになると自由・権利を要求する。習近平さんの基盤は腐敗撲滅に拍手する一般庶民。その12億の民をどう統治するか大変だと思いますよ。ただ日本との関係は良くなってきている。それに産業構造上、たとえばアイフォーンを中国で作っていてもその部品は日本からの輸出、といったように中国は今やアメリカを抜いて最大の貿易相手国。それに今回の安保法制で日米同盟が強化されますから、中国は米との関係強化の為にも、日本と政治的にもいい関係にしたい、と思い始めたんじゃないですか?」

 野党再編についても聞いた。「やはり、自民に対峙できるもう一つの勢力が必要です。ただ、安倍政権が右寄りの政策の時に、民主から維新まで左に寄っているように見える。とすると肝心の真ん中が空いちゃう。そうではなくて、そこを埋める勢力を作らなくちゃ。私? もしそういう政党ができたら、そこに参加しますよ!」

 趣味は? と伺ったら、即、「スタンドアップパドルボード! これはウインドサーフィンのボードの上に立って、帆はつけずにパドルでこぐんです。今、葉山や逗子に行くと沖の方に必ず2〜3人いますよ。この間、全国競技大会をやりましたけど300人くらい集まったかなあ。ウインドサーフィンやってる人なら出来ますし、簡単なんですよ。風や波があると逆に難しいから、合間に皆さんやってるんですよね。私も地元が逗子ですから、そんなご縁で始めたんです」というわけで、このほど協会の会長に就任なさったそうです!

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:7月17日(金)23:00/7月18日(土)9:30/7月19日(日)0:30