今週の一筆
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07月10日の放送

新国立競技場問題 今後、文科委で厳しく追及!

民主党 笠浩史 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは民主党の笠浩史さん。党国対副委員長や議運理事を務めていらっしゃるので、まずは国会情勢から。

 「延長幅を戦後最長に。安保法制が万一参院で採決できなくても60日ルールで衆議院に戻して再可決できるように、という狙いは明らかですよね。今回は安保法制の大転換。だから十分な審議が必要で1国会で決めるような法案ではありません。今回、対案として領域警備法を提出するときに維新ともめたのもその点です。これはもともと共同で作ったものですから、共同提案で、と、いったんは話し合いましたが、維新は出した以上は採決をすべきと、その日程まで俎上に上げようとしたので、お互い別々に提出するということになりました。でも、巨大与党に野党がバラバラに対応するのはよくない、という当たり前のことで、再度、党首会談をして、やはり共同提案となりました。これを受けて、集中審議が始まりましたが、一方では早くも採決日程が取りざたされています。来週が山場となりそうですが、民主党はやはり、採決拒否をとることになるでしょう」

 元文科副大臣の笠さんに新国立競技場問題について聞いてみた。「確かにあのデザインを決めたのは私達です。その時は費用は1300億くらいだった。でも正式に五輪が決まった後に人件費や材料費などで費用が高騰しそうだったので、去年5月の有識者会議(私も野党代表で入っています!)では1650億まで案が縮小されました。それがこの間の会議ではなんと2520億円に!私、質問をしましたよ。なぜこんなに高額になったのかはっきり判らないし、財源もない中での見切り発車では国民の不信を買うだけだって。せっかく国民が楽しみにし、世界に日本の復興を示すいい機会なのに、これではダメ。今、国会で文科委員をやっているので、今後、集中審議をして中味を議論したいと思っています」

 目下取り組んでいるのが夜間中学問題。「戦後、経済的に苦しくて義務教育を受けられなかった人の為に作られましたけど、今は在日外国人の子どもや不登校・引きこもりの子ども達のためのものにもなっている。民間の調査ではそういう子ども達が100万人以上いるというんですね。まだ法律的に位置づけられていないから国や地方からの支援が受けられない。だから一日も早く法律を作って、その子達が十分に学べるように、と超党派議連を作って議員立法を出そうとしているんです。あちこちに視察に行きましたが、47都道府県に拠点が1つずつできるようにと活動してます。国会が延長されたからチャンスがあると思います」

 ずっと文科行政に関心を持ち続けてきた笠さん、悔しいことがあるという。「私の信念は『人作りなくして国作りはない』なんです。人口減の中、1人1人が能力を磨いて、生き抜く能力を付けていく。そのきめ細かな対応のためには教育者の数が必要です。私達は小学校1年、2年は35人学級にしたんです。ところが政権交代でこれが後退してしまった。26年度予算は初めて純減で、財務省はさらにこれを減らそうとしている。民主党としてはこれはしっかり追及していきますよ!」

 時間があったらやりたいことは?と聞いたら「時間?ありません!寝たいですね!」それでも、と聞いたら「そうだなあ。美味しいものを食べにいくことかな。でも実はお子様みたいにメンチカツとかハンバーグが好きなんですよね。奥さんと一緒に食べに行きます!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:7月10日(金)23:00/7月11日(土)9:30/7月12日(日)0:30