今週の一筆
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07月03日の放送

財政削減目標、医療費や地方財政も聖域ではない!

自民党 柴山昌彦 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、自民党財務金融部会長の柴山昌彦さん。骨太の方針が閣議決定され、いよいよ来年度予算の概算要求が始まるので、まずはその話から。

 「河野行革本部長のもとのインナーで財政再建についての議論をしてきました。最終的に先日、稲田政調会長が『歳出削減をしっかりとやれ』という提言を政府に申し入れました。今回の基本方針にかなり反映されたと思いますよ。2020年度にはPBの赤字解消、その為に18年度までにGDP比1%まで削減するとしっかり書いていただきました。経済成長率を名目3%、実質1%に置くのは高すぎるという批判があるのは知っていますが、まずは経済成長しなければ財政再建なんてできないわけですから、我々は何が何でもその数字での経済成長を目指さなければならないんです。そして、財政再建のためのあと二つの道が増税と財政削減。増税は今回の消費税上げで影響が非常に大きいということがわかった。だから歳出削減しかない。で、我々、党側は目標数値を入れろ、と申し入れたわけです。しかし、甘利大臣や経済財政諮問会議委員達は、それでは経済成長の柔軟性がなくなる、と反対。ここが最終的にはげしい議論になったところです。でも、『一般歳出総額の実質増を、3年間で1.6兆円を目安に、18年度までこの基調を継続』となって、実質的な目標になりましたし、注にも書き込んでもらいましたから、目標という言葉はなくても、実を取ったということですね。そして、そのために社会保障費の削減や地方交付税改革など聖域なく取り組みます。療養病床の数の平均化とか、ジェネリック薬品の使用推進、予防医療など健康管理等々、医療費を中心に社会保障を見ていきます。あと地方に関しては地方交付税改革ですか・・・確かに反対勢力の圧力が強いのですが、安倍内閣はあれだけの反対を押し切って農協改革をやりました。今回も未来の子ども達のためにも政治家が覚悟をもってやらなくちゃダメですね」

 成長戦略の中に今回は「生産性を高める」が入っているが、と聞くと「そうなんです。日本は世界に比べると非常に生産性が低い。だからコーポレート・ガバナンス改革もその一環として推進させます。日本語でいえば企業統治なんですが、これまでは企業の危機管理の面で注目されていた。しかし、これからの上場企業経営者は海外からの厳しい目にさらされる。ぬくぬくと自己保身していてはだめで、技術革新や組織改革をしなければ、成長はできないということを肝に銘じなければ。東京証券取引所に「コーポレート・ガバナンス・コード」を導入しました。ソフトルールで強制力はありませんが、これを使わないならその説明をしなければならない。日本よりも海外メディアの方から反応がすごかったんですが、今回の株主総会でも多くの企業がこれを意識していた、という話を聞きましたよ」

 安保国会についても柴山さんに聞いた。「何よりも政府が暴挙をしているとのイメージをもたれてはダメ。国会では法律の審議をしてますが、それ以上に丁寧に国民の皆様に、なぜ必要なのか、その背景を説明しなければ。グローバルな世界で、テロなどで直接関係のない命が失われている。日本の周りも安心とはいえない。そんな中で、たとえば原発事故の時のように、起きたこと、または起きそうなことに対して全く空白でいいのか、ということです。法律や体制を作っておく必要があると思います。抑止力にもなるし・・・」

 暇があったら何をしたいか聞いたら、暇がなさ過ぎて何をしたらいいか思いつかないという柴山さん「ウーン、4歳の娘とたわむれることかな・・・この間、娘と一緒にプリキュアのアニメを見に行きましたよ! 映画もカラオケも好きなんですけどねえ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:7月3日(金)23:00/7月4日(土)9:30/7月5日(日)0:30