今週の一筆
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06月05日の放送

「安保法制は憲法違反」発言 審議のターニングポイント!

民主党 細野豪志 政調会長

対談を終えて

 今回のゲストは民主党政調会長の細野豪志さん。まずは「漏れた年金問題」から。

 「問題は2つ。まずは年金機構の年金業務に対するずさんさ! もう一つは国民に知らせるタイミングの遅れ!組織や身内を守ろうとしただけで、国民を守ろうという気がないとしか思えない。それに情報の整理で遅れた、という言い訳は通用しない。わかった段階でとにかく国民に警鐘を鳴らさねば。厚労大臣は先週の木曜日に知らされた、というけど、なぜその段階で発表しなかったのか? 派遣法の採決をつぶされては困るから、とも考えざるをえない。派遣法は大切な問題。短期的には非正規労働者多用でのコスト削減で経済は良くなるかもしれないが、若者の低所得者層の増加は経済の根本問題。だから、民主・維新共同で準備している同一労働・同一賃金の法案は、この年金機構の問題を片付けてから改めて提出するつもりだ」

 現在特別委で審議されている安保法制だが、同時に行われている憲法審査会で、自民党の推薦も含めた3人の参考人がそろって「これは憲法違反だ」という発言が飛び出した。

 「衝撃的な発言でした!改めて発言を全部聞き直しました。自民推薦の長谷部先生は、芦田憲法で有名な芦田先生の直弟子ですが、どちらかというとがちがちの憲法学者というより政治のあり方等考慮なさる柔軟な考えの方。その長谷部先生がああいう発言をなさったというのは正直驚きました。『集団的自衛権の部分と武力行使の一体化のところで憲法違反の疑いがある』と。これは今回の安保法制の根幹のところなので重い発言です。これはこの審議のターニングポイントです」

 でも野党が攻め切れていないので、未だに国民には中味がよくわからない、と聞くと「確かに、法律作りに係わった官僚まで、そう言っています。どうそこを工夫すればいいのか。具体的事例にどう対応するか、という説明などがわかりやすいのかなあ。民主党は『専守防衛に徹し、近くは現実的に、遠くは抑制的に、人道支援は積極的に』と言ってます。一番国民が懸念している尖閣や小笠原なんかは以前の周辺事態法の範囲で、海保と海自の連携がうまくできるように、今、領域警備法を出しています。南沙諸島あたりの問題は考慮の余地のあるところです。それ以外の範囲では軍事的行動はしない。そしてPKO活動はきちっとやる、というのが民主党のスタンスです。もうひとつ、実際に現地に派遣される自衛隊員もきちんと法律で保護してあげなければ。それもまだできていない。そういう個々の目配りをしてから出さないと」

 野党再編についても伺った。「維新の松野代表の野党100人体制で、という想いは私にもわかります。私は政調会長ですから、政策でどういう接点があるか積み重ねていくのが仕事だと思っています。それにしても大事なのは来年の参院選。ここで本当に野党が頑張らないと、政権交代という仕組み、それ自体が危うくなる。前回も自民党大勝ですから、今度勝たせると6年間どうしようもなくなる。各党が議席を沢山とりあう、というより、民主主義を守るために野党がどれだけとれるか、非常に大切な選挙です!」

 息抜きは芝居や落語を見たり聞いたりすることだと言う細野さん。「先日初めて『ももクロ』のお芝居を観たんです。地元の静岡が映画「幕が上がる」の舞台だったんで原作者の平田オリザさんに誘われてその芝居版を観てきました。高校生の演劇部活動の裏側を描いたものなんですけど、わたしも福島の総合高校での演劇部の活動を見てきていますので、面白かったですよ!それに、ももクロのリーダー百田夏菜子さんは静岡出身なんですよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:6月5日(金)23:00/6月6日(土)9:30/6月7日(日)0:30