今週の一筆
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05月22日の放送

「保守」とは多様な価値観を受容する精神が根底にあるもの

自民党 國場幸之助 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは自民党衆議院議員の國場幸之助さん。このたび、自民党の1〜2回生議員達に呼びかけ「分厚い保守政治を目指す若手議員の会」を立ち上げ、大きな話題を呼んだので、その話を聞きたいとお呼びしたのだが、まずは地元・沖縄の話から。

 「ボクは昭和48年1月生まれ。前年の5月15日に沖縄が日本に復帰しましたから、僕らは『復帰っ子』って言われてるんですよ。『復帰っ子、小学校に入学』とか『復帰っ子、成人式』とか取り上げられましたから、私達の世代は沖縄の歴史と重なり、社会から期待されていたところがあるんです。だから、復帰後、人を育てる中で、野球や芸能面でたくさんの人材がでてきた。そして次は政治の面で、ということで私は政治家を目指したんです。自民党に入ったのは、一つは憲法改正、もう一つは戦後占領体制を脱却する、とあるからです。占領体制の一番の象徴は在日米軍基地。やはりこれをなくしたい。ただ、歴代知事と同様、ただ反対ではなく、条件闘争をして、自衛隊との共同使用とか、本州だけでなくアジアなどへの移転を実行できたらなあ、と思っています」

 まもなく始まる安保法制の国会審議の中で、たくさんの有人離島を抱えている沖縄県選出の国会議員として、いざとなったらどうこれらの方々を保護するか、国民保護を訴えていきたいという。

 ところで、今回の若手議員の会の発足は、スワ、安倍政権の一強多弱に若手がもの申す会? と憶測を呼んだし、応援の声も多く上がっているが、これについては「いや、全くそんなことは考えていなかったし、純粋に、国民に選ばれた身として、戦後70年という節目に歴史を学ぼうという勉強会なんです。『保守』とは何かと聞かれるとボクはいろんな価値観・多様性というのを受け入れる受容の精神が根底にあるもの、と思っていますが、ま、それぞれ、自分なりの考え方を持っていらっしゃると思います。だからこそしっかり議論していく必要があるんじゃないでしょうか。最初の講師は古川元官房副長官にお越しいただきました。村山政権から小泉政権まで8年あまり官邸の中枢にいらして、昭和から平成へを仕切られたし、村山首相の50年談話にも関わってこられた。勉強会ではおっしゃらなかったけれど、別の機会に『50年談話は村山首相の談話ではなく、当時の橋本通産相や平沼運輸相も賛成なさった、国としての談話だ』と話していらっしゃいました。中曽根元首相も著書で評価してらっしゃいます。だから、私自身は50年・60年談話は継承していくのが大切なのでは、と思っています。申し入れ? 今のところそんな気持ちはありません。まず、私達自身を深めていかなければ・・・」

 若手台湾議連の一員でもある國場さん、GWに台湾に行ってきたとのこと。「台湾は原発事故以来、日本産食品の輸入規制をしてきたんですが、3月に表記偽装事件が発覚してこの規制をさらに強化すると言ってきたんです。それで、岸信夫団長はじめ11人で台湾に行って馬総統や各党の党首、台湾市長、立法府議長などにやめるよう働きかけをしてきました。残念ながら産地証明の他府県への拡大や放射性物質検査の義務づけなどが5月15日から実施されてしまいました。沖縄なんて福島より台湾の原発の方が近いし、台湾の観光客が36万人も来ていろんなものを食べて帰って行きます。科学的根拠なんて何にもないじゃないか、と主張したけどダメでした。でもねばり強く、これからも働きかけていきます!」

 趣味は離島巡りだとか。「沖縄には48の有人離島があって、そのうちの8割を回りました。それぞれ歴史も違えば方言も違う。日帰りは無理。必ず泊まらなければなりませんから、そこでその島の歴史や伝わっている話を聞かせてもらう。言葉から言葉へつながる、というのを実感しますね!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:5月22日(金)23:00/5月23日(土)9:30/5月24日(日)0:30