今週の一筆
【画像】
【画像】

04月03日の放送

アベノミクスに加えて「家庭ノミクス」を!

新党改革 荒井広幸 代表

対談を終えて

 今回のゲストは新党改革代表の荒井広幸さん。10年前の小泉政権での郵政民営化問題では、反対を貫き、自民党から除名処分を受けたが、この3月31日に日本郵政等が上場申請を東証に出したので、まずはその話題から。

 「今でも郵政民営化には反対ですが、国民が下した決定ですから、それには従わなくてはなりません。でも政治にもてあそばれている気がします。今は政府が全部の株を持っている。それを今後は、日本郵政という持ち株会社と郵便会社は政府が株を持ち続け、ゆうちょ銀行・かんぽ生命の株は時間をかけて売り払うということになりましたよね。ある意味、手足を縛られた形での民営化です。予想通り、今やがん保険などはすべて海外の商品になっている。だから私は民営化ではなく事業庁にしろと言ったんですが、でもこうなった以上は公平な競争、国民の選択肢を増やすということを考えなければ。がん保険もそうですし、住宅ローンを扱えるようにすることも必要です。地銀などは反対しているようですが、これが民営化、公平な競争ではないですか? 株式売買で得た4兆円を復興財源に回すためにも、値が高くつくように条件を整えてあげなければいけないと思うんです」

 新党改革は「アベノミクス」ならぬ「家庭ノミクス」を提唱している。「アベノミクスは賛成です。でもなかなか循環がうまくいかず、私達のところには恩恵が届いてこない。それは基点が大企業だからです。私達は基点を家庭とする循環を提唱しています。まずは誰もがいつでも入るお風呂。エネファーム、つまり、家庭用の水素燃料電池をガス湯沸かし器に置き換えるだけで4割も燃料代が下がるんです。実は第1号機は当時の小泉首相の公邸に取り付けたんですが、家庭用で実働しているのは日本だけなんですね。CO2も削減できますし、133万所帯に設置すれば原発1基分の出力を確保できます。電力の賢い組み合わせで、原発再稼働なんていらなくなるんです。再稼働を言う安倍さんも、これはいいと、補正で420億円付けてくれました。企業の社内留保をエネファームのリース代に使えば法人税を安くしてあげる、という制度も作れと提唱、海外にも売れますよね」

 そのほかにも家庭ノミクスのアイデアを次々と披露してくださる荒井さん。「小さな党ですから、縦割りで考える、なんてないんですよ。いかに既存のものを組み合わせて豊かな暮らしを作るかをいつも考えています」

 地元は福島、避難民の心の復興が一番大切、そのためにはまず事実をキチンと認識しなければ、と言う。

 「『原発事故で亡くなった方はいない』と政府は言い続けてますけれど、違います。先日も避難先で自死なさった女性について、原発事故のとの因果関係があるという判決がでました。原発事故では避難が避けられませんからね。当然これは事故死ですよね。そこを認めることからはじめなければ、心の復興はできません」

 「安倍さんは第一次政権の時とは全く違う。能力も使命感、責任感も持っている」と評価する一方、原発政策などは反対を続けていくという荒井さん。趣味は?と尋ねたら「絵手紙を書いていたんですけど、最近は『写真俳句』を始めました。俳句って風景や景色をつかむものでしょう? お互い似てるんですよね。で、写真に俳句を付けて、自分の感動を表す。作家の森村誠一さんが始めたんですが、遊説先とか出張先で楽しく作っています!」

【画像】

川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:4月3日(金)23:00/4月4日(土)9:30/4月5日(日)0:30