今週の一筆
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03月20日の放送

休眠預金の活用を!

自民党 山本ともひろ 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは文科大臣政務官兼復興大臣政務官の山本ともひろさん。東日本大震災の復興も、道路や輸送といった基本的インフラはひとまず整備のメドがついたので、今度は戻ってきた方の教育環境をどう整えるかの出番、ということで、山本さんが文科大臣政務官で初めて復興大臣政務官を兼務することになったという。

 「未だに校庭に仮設住宅がたっていたり、地元に戻れず区域外のサテライト校で勉強せざるを得ないという実情はまだまだあります。その中で今回、双葉郡に『ふたば未来学園』を作りました。中高一貫教育ですが、まずはこの4月から新入生152人を迎えて県立高校がスタートします。避難していらっしゃる方々が、なかなか地元に戻れないというのは雇用のこともありますが、子ども達の教育環境が不十分ということもあるので、地元や文科省一体となってこの高校を作ったわけです。五輪のメダリストや芸能界、大学教授などが応援団に入ってくださり、校歌を作ったり、実際に授業を行ってくださることになっています。幸い応募者も沢山いて、この学園が未来への希望になるといいな、と思ってます」

 福島と言えば原発事故。全国ではいくつか廃炉が決まったが、福島の状況は全く違う。廃炉は当然だが、燃料のデブリが爆発で散らばっているので、燃料棒を取り出す以前の話だ。

 「普通の廃炉は世界中で約20基、日本でも1例あるが、実は爆発事故を起こしたチェルノブイリは石棺でおおっただけで、地面側はなんの手当もしてない。しかもコンクリートの劣化で今はさらにその上に覆いをかけているが、地面は相変わらず。スリーマイルも燃料棒はぬきとったが、炉はそのまま。だから『廃炉国際共同研究センター』を作り、この4月から動かします。さしあたりは東海や大洗の施設を活用してスタートさせ、同時にモックアップ試験施設を作り、実物大の炉を作って遠隔操作機器なども開発していく予定です。世界の英知を集めて対応していかないと福島の廃炉作業はできません。もちろんこれは原子力協定を結んでいる機関や人が相手ですから、この研究が軍事的に使われることはありません!」

 山本さんがもうひとつ取り組んでいるのは「休眠預金の活用」。「休眠預金というのは10年間出し入れのなかった預金。1万円以下だとお知らせも来ませんし、1万円以上でも引っ越したり、お嫁に行ったりすると姓が変わってお知らせも出せない。ということで年間500億円くらいが銀行の利益として運用されている。これを何とか活用できないか、ということで超党派の議連を作りました。もちろん払い戻しを受けたければいつでも払い戻しされます。つまり、一時、お金を借りて運用するだけの話なんですが、それを個々の銀行に任せるのではなく、何かもう少し公的なところでまとめて運用すれば、もっといろいろなNPOや団体活動に配分できて世のため人のためになると思うんです。国でやればいいという意見もあり、カナダやフランスでは実際、休眠預金が一般予算にまわされている。でもそれはおかしいのでは?だから預金保険機構にいったん集約。指定活用団体が計画をたてて、それを政府がチェックをして、お金を預金保険機構から引き出し、現場に即した資金配分団体がそれを各NPOや団体に配るというスキームを考えてます。でもやはり人様のお金を借りて人様のために使うのですから、皆さんの理解がまず大事。これから一生懸命説得して回って、一日も早く議員立法を出したいと思っています」

 山本さんの趣味はボーイスカウト。小学生の時に親の意向で入ったが、すっかりはまってしまって未だに続けているとか。「今年はその世界ジャンボリー大会が山口であるんです!162の国と地域から約3万人が集まります。政務官の担当にはボーイスカウトも入ってますから、そこで挨拶ができるのが楽しみですね!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:3月20日(金)23:00/3月21日(土)9:30/3月22日(日)0:30