今週の一筆
【画像】
【画像】

02月27日の放送

安保法制の対応をどうまとめるかが岡田体制の試金石

民主党 福山哲郎 参議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは民主党前政調会長の福山哲郎参院議員。「解散総選挙、代表選で岡田新代表に、そして国会がはじまって1か月、切れ目なく動いてきましたけど、ようやく落ち着いて体制を立て直そう、というところまで来ました。岡田代表の『まずは国会論戦で』の言葉通り、これで国民の信頼を高めていかなければ、と思っています。岡田代表や前原さんなどに加えて、若手の玉木、柚木、後藤衆議院議員といった面々が予算委員会で良い質問をしてますし、ひとつひとつ積み上げていこうと考えています」

 スキャンダル追及が目立つ国会だが、格差問題、人質問題、農協改革、追及する点は沢山あるという。「安倍政権は格差すら認めてませんからね。治安も含めてより安定した社会を目指すために何をしたらいいのか。アベノミクスという言葉が消えた今回の施政方針演説、成長が大事なのはもちろんですが、第三の矢の性質が自民党と民主党では違うような気がします。党では共生社会創造本部をスタートさせました。この半年間くらいで結果をまとめたいと思っています」

 官房副長官や外務副大臣を歴任した福山さんにとっては人質問題に対する官邸の対応にも納得がいかないという。「ビデオ公開後の官邸の対応は霞ヶ関も含め大変だったろうと思います。でもそれ以前の、相手が誰にしろ拘束がわかった時点からの対応ですが、総理・官房長官の二人が同時に選挙運動のために官邸を留守にする、なんて考えられません。官邸でも検証会議を開くようですけど、これはしっかりと検証しなければ」

 党の安全保障総合調査会幹事長に就任した福山さん、後半国会の安保法制の審議に向けて準備をはじめたとのこと。「民主党のバラバラ感の元とも言われてますから、しっかりとした党内議論が必要なのはもちろんです。一つには集団的自衛権に対する考え方をきちんとまとめること。もう一つは出てくる安保法制にどう対応するかです。これがきちんとまとめられるかどうかが岡田体制の最初の試金石になると思ってます。でも自民党だって、安倍さんはあるときは集団的自衛権は限定的容認だと答弁したり、あるときはもっと範囲が広がったり、いまだにあいまい! 与党協議で周辺事態法の他に恒久法を作るということも出てきている。ある事態があって、目的がはっきりしてはじめて、どこまで歯止めをかけるかが決められるんじゃないですか? そこはどうなんだと聞いても、まだ決まっていませんと答弁。それで限定的行使なんていえるんでしょうか。新三要件を具体的にどう法律に落としていくのか、自公の間でも、自民党の中でも幅があるような気がします。だから国民が不安に思う。その点もきっちり詰めたいと思っています」

 一方では、国民に関心の深い尖閣問題等の対応のために、「領域警備法」をまもなく提出するという。「安保基本法」については、集団的自衛権の閣議決定が出てきて情勢が変わったので、これは仕切り直しで議論の対象にするとのこと。

 統一地方選でいかに地方議員を増やすかが民主党再生のスタートだという福山さん、まだまだ忙しい日が続きそうだが、今、時間があったらやりたいことは?と伺ったら、2つあります、との返事。

 「一つは『書』。日展の先生が是非やれと勧めてくれたんですが、その先生に見てもらうために、集中して書いていると心が落ち着くんですよね。もう一つは、これからは体力が大切だからと、1週間に2回、1時間半のトレーニングをやってくれると言うんですが、その1時間半がなかなかとれないんですよ!」

【画像】

川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:2月27日(金)23:00/2月28日(土)9:30/3月1日(日)0:30