今週の一筆
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02月13日の放送

18歳に投票年齢を引き下げ、若者に自分の未来を決めてもらおう!

自民党 逢沢一郎 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、衆院国家基本政策委員長の逢沢一郎さん。11年前、イラクで起きた日本人拘束事件で現地対策本部長として対応に当たられた経験をお持ちなので、まずはその話から。

 「結果的には皆様方のご努力で3人の若者が解放されましたが、一番大切なのは情報収集とその分析、そしてどのラインにアクセスするか。今回交渉にあたった外務省中東局長があのときもバグダッドで臨時大使でした。当時の福田官房長官と私で緊密な連携をとってやりましたよ。イラクの部族社会や宗教関係者も協力していただきましたし、何よりもイラクの国民世論が『日本人のためなら』と後押ししてくれました。でも、今は全く状況が違う。あのときは過激派とはいえ、少なくともイラクという社会の一員でした。でもISILは国家を自称しているとんでもない暴力集団。資金・武器を持ち、ITを駆使する想定外の武装集団です。湯川さん・後藤さんが人質になっているとわかっていながらなぜ中東を訪問したんだ、とか、なぜあんな演説をしたんだ、という批判もありますが、この地域は悲惨です。善し悪しは別にして、『アラブの春』等でエジプト・イラク・シリアが不安定になり権力の空白ができてしまい、ISILが出てきた。今、世界はたじろいでいます。世界中が協力する時で、日本に期待されているのは人道支援です。だから、今回中東に行き、人道支援のメッセージを発信したのは誤ったものとは思いません」

 UNHCR国会議員連盟会長としてつい最近、シリア難民の家族を呼び寄せることができた、と喜ぶ逢沢さん。人道・人権国家を目指す日本としては、アジアのみでなく、増加する一方の中東難民にも目を向けていきたいし、国民の皆さんにも考えてほしい、とのこと。

 逢沢さんは自民党選挙制度調査会長。2年ほど前に野田首相と安倍総裁との党首討論で「消費税アップと定数削減で解散」が決められ、当時の伊吹議長の下で定数削減と選挙制度の議論が始まったが、当時議運委員長だった逢沢さんは15人の委員の議論にすべて参加なさったという。

 「今回、町村議長の下で『9増9減』案が出てきたが定数削減がからむから、まだまだ大変。ただ私は、定数削減が国会議員が自ら血を流すこととイコールかという疑問をもっている。議席は国会議員のものではなくて国民のもの。意見を代弁してもらうのに、1県に1人とか2県に1人でいいのか、一方では参院では2人いるのに。地方創生もあるし、この点をもう一度冷静に議論してほしい」

 投票年齢を18歳に引き下げる法案については「これは憲法改正のための投票年齢を18歳に引き下げたのに連動しています。社民・共産以外の政党がまとまって去年国会に法案を出しましたが、解散で廃案になりました。世界的には18歳が大勢ですし、激動する国際環境の中、日本をどういう国にするのか、若い人達に考えてほしい。医療・年金だって自分達の将来のテーマです。それは自分達で決めなければ。ただそういう議論ができるように、政治教育が必要ですね。たぶん今国会で成立して、来年の参院選から適用される可能性が高いと思いますよ」

 冬だからスキーに行きたいんだけど国会議員としてはなかなか難しいと言う逢沢さん。「幼稚園の頃から鳥取の大山とか志賀高原で滑ってますけど、冬は税制改正や予算作成・審議があってなかなかいけないんですよね。だからやっぱりサッカーかな。国会サッカーチーム・キャプテンとして中断している『日韓友好フレンドリーサッカー大会』を開くことに努力しますよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:2月13日(金)23:00/2月14日(土)9:30/2月15日(日)0:30