今週の一筆
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02月06日の放送

党内の安全保障に対する考え方? 「違いがある」というのはもう古い認識です!

民主党 枝野幸男 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは民主党の枝野幸男さん。幹事長続投とはいえ、海江田前代表と岡田代表のお二人は持ち味が違うので、同じ仕事を続けているという感じはしないとのこと。「でも長妻・蓮舫両代表代行はまじめな堅いイメージなので、僕はもう少し柔らかいイメージを担当しようかな」とにっこり。「信頼を得るには時間がかかるけど、壊すのは一瞬。でも、政権とるまで10年かかりましたから、また一歩一歩進めていけば信頼回復できると、かなり楽観的です!」

 民主党の立て直しには、国会論戦が重要な要素。そこでいくつかのテーマについて聞いた。

 「民主党は『共生社会創造本部』を立ち上げましたが、最大のテーマは格差問題。例えば年金、医療、介護。アベノミクスは経済と切り離して考えている。この分野は需要があるにもかかわらず供給が不足。それでは成長できない。格差が拡大すれば消費はマイナスになる。逆に言えば格差の拡大を抑える・縮小する、というのは、実は経済政策なんです。子育て支援だって、子どもが増えれば消費が増える。雇用問題だって、個々の企業にとってはコストカットは必要だから人件費の削減で対応。それで非正規が増え、消費が減る。だから逆に人件費を上げてもその分以上に高く売れるものやサービスを作ればいい。それから教育。学校内教育だけでなく企業内のトレーニングが必要なのに、非正規雇用が増えると技術の向上や継承はできない。競争力強化の逆行ですよ! そこのところの発想をかえないと! アベノミクスにはそれがありません!」

 民主党のバラバラ感のもとは安保に関する考え方、と言われるが?とたずねたら「その指摘はもう古い! 党内でもう結論が出ています。『我が国の国民の生命、幸福追求の権利、国家の存亡を根底から覆す事態なら武力行使が可能』というなら、憲法の範囲だし、個別的自衛権の範囲。しかし、安倍政権は閣議決定で「明白な危険」という5文字を入れた。ペルシャ湾の海上封鎖もこれにあたる、という安倍政権は論外です。ただ、PKOや後方支援の問題はこれは集団安全保障の問題。武力行使に至らない範囲でどうやるか、ということです。ま、この話はかなり技術的な議論になってきますけど冷静な議論ができるかどうか、安倍政権ではやりにくいね、と私も思ってます。恒久法?包括的にすると、かえっていろいろ制限がきつくなるんじゃないですか?」

 参院選後には憲法改正第一弾を、という話も出ているが、衆院憲法調査会長代理も務めた枝野さん、国民の理解ができれば、変えるのが必要なところは変えてもいいとの考え。「万が一の時のために国民投票法を作った。でも何からやるか、バラバラ。環境権をまず、と言うが、具体的に詰めると難しいと公明党も考え始めたようです。緊急事態法? 確かに東日本大震災の時に地方選挙を法律で半年延長しましたが、衆院選・参院選は憲法規定なので延長できない。これをどうするか、という問題は官房長官時代から考えていました。でも今の内閣ではいわゆる戒厳令みたいなもの、ということまで広げようという人もいますから、限定的な議論は難しそうですね」

 柔らか路線が役割だという枝野さん、自称アイドルオタクだそうだ。AKB48も30人は顔と名前が一致する由。「でもコンサートにはなかなか行けないんですよね。だから最近は『地下アイドル』のコンサートに行くのが楽しみなんですよね!」と、「地下アイドル」の説明をしてくれた。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:2月6日(金)23:00/2月7日(土)9:30/2月8日(日)0:30