今週の一筆
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12月26日の放送

若者よ 投票に行こう!

NPO法人ドットジェイピー 佐藤大吾 理事長

対談を終えて

 今回のゲストはNPO法人ドットジェイピー理事長の佐藤大吾さん。今回の総選挙での投票率は52.66%と史上最低。その中でも若者の投票率はおそらく相も変わらず低いままだろう(全国の結果がまとまるのは早くて今年度末)。佐藤さんはこれではいけないと、『若年層の投票率をあげる』を掲げて17年前にNPO法人を立ち上げた。

 「議員事務所に2か月間、インターンとして大学生を送り込むんです。そしていろんなお手伝いをしている中で、彼らは政治とは何か、議員がどんなことをしているか、実感としてわかってくる。それまでは議員なんてほとんど会ったこともなく、メディアに叩かれている存在としてしか映っていない。それが、実際にそばにいると、こんなに朝から晩まで活動しているんだな、こんな考えを持っているんだな、こういう人たちが政治を動かしているんだな、とわかって政治が現実のものになってくる」

 でも相変わらず投票率はどんどん低くなっているが、と聞くと、「今回は、与党圧勝という結果がわかっていた。2005年の郵政選挙、2009年の自民党から民主党への政権選択選挙は、勝ち負けがはっきりしない、自分の1票が意味を持つと、皆、思ったから投票率も高くなった。でも前回も今回も結果がわかっていたから低くなった。若者も同じです」

 佐藤さんたちは投票意識について若者を対象に毎回ネットで調査をしているが、今回も「若者の選挙離れは問題だ」と自覚していながら、「行かない」という人が多かったという。

 「真っ正面から『それがなんで悪いんですか』と聞いてくる若者もいます。そういうときは『国家予算は限りがある。意見を言わないと若者に関係のある政策にはお金が回ってこないんだよ』と答えてますけど・・・。でもねえ、選挙って数年に一回でしょ。その場ですぐ投票に行け、と言っても無理。普段から政治に関心をもってもらわなきゃ。私たちはネットで少額政治資金を集める、という仲介活動も始めました。普通なら1〜2万円する政治資金は若者ではとても無理。で500円〜1000円だったら出せる。これは候補者が金を集めるため、というのではなく、有権者が候補者から情報を得たり、たまには演説会に行ったりするため、という発想なんです。こうやって普段から政治に近くなっていると、投票をして意思表示をしたいなあという気になるんじゃないですか?」

 そのほかネット選挙の功罪や18歳に投票年齢を下げる話など伺ったが、「17年間やってきて、(投票率の低さに)何だったのか、と思うこともありますが、でもめげずにやっていきますよ!」

 趣味は?と伺ったら、トライアスロンかな?と。「JustGiving Japanという世界最大級の寄付仲介サイトの日本版を立ち上げたんですが、走ることで寄付を募るんならおまえもやれ!といわれて始めたんですよ。泳いで、自転車こいで、そして走る!でも記録ではなく、自分との戦いで、完走したことをたたえあうスポーツなんです。はまっちゃいましたね!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:12月26日(金)23:00/12月27日(土)9:30/12月28日(日)0:30