今週の一筆
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06月20日の放送

社会保障を政争の具にするな!

自民党 中川俊直 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは自民党の中川俊直さん。三世議員だが、国会議員になる前から社会保障をライフワ−クにしようと思っていたという。

 「少子高齢社会、2060年には人口が9000万人を割ると言われている。その時、65歳以上が4割! 私も3人の子どもがいますけれど、早く、次世代のために持続可能な社会保障の在り方を考えなければなりません。が、これまでは社会保障は政争の具にされてきました。政権が代わるたびに内容が変われば国民は不安になります。そこで、鴨下元環境大臣を会長に自民党の中で100人くらい集めて社会保障の在り方を議論する『ヘルス&コミュニテイ議連』を作りました。要はできるだけ健康寿命と寿命の幅を狭めるために、地域と連携して自らの健康を自らで護るという在り方を支援しようというものなんです。超党派でも議連を発足させましたし」

 すでに提言をまとめ、官邸や厚労省、経産省、文科省や、党に提出したという。
 「先般、安倍首相に会う機会があったので、『長期政権を目指していただき、新たな社会保障制度をつくっていただきたい』と申し上げさせていただきました。安倍首相もお祖父様の岸元首相が年金制度を創設なさったためか、社会保障に関心が深く、初当選直後から厚労委に属されていましたから、本当に熱心に私たちのアイデアに耳を傾けてくださいました。例えば、地元広島県の呉市ではジェネリック薬品を積極的に使用して医療費を減らしていますが、さらに、健康でいたらポイントを差し上げて現金給付につなげる、などを併用したらと提案しています。実際、東京・稲城市では65歳以上の方に『ボランティアで特養ホームでの介護を手伝いませんか』と呼びかけ、その回数に応じてポイントを差し上げ、翌年、現金を受け取って貰う、というやりかたをしています。82歳の方が『お役に立てるし、友達もできる』と熱心に通われ、中には現金はいらない、という方もいるんですよ」

 「近くのコンビニなどで気軽に健康相談ができるようにするとか、薬をダブって貰わないように、ICTを使ってマイデータを病院に持っていくとか、いくらでも医療費抑制の知恵は出てきます。年金だって、受給開始年齢と受給額の組み合わせを、自分のライフスタイルに合うように選択できるようにすればいいんです。あ、それから『後期高齢者』という名称はやめて、もっと前向きな名前を公募したら、という提案もしました。とにかく前向きに考えて、世界一の長寿国として医療技術のみならず、日本の食、生活習慣、官民の保険制度を世界に発信、成長戦略のキラーコンテンツにしたいですね!」

 どんな政治家になりたい? と質問したら「言葉より行動の政治家でありたい。田中角栄さんが議員立法を沢山作ったように、一つ一つをしっかりと形にする政治家に。おかげさまで、今国会でも水循環基本法とか心理士国家資格とか動物愛護法とかいろいろな法案にかかわらせていただきました」

 趣味は? と聞いたら「富士登山!」もともと長距離ランナーとして都の指定強化選手にもなった中川さんにとって、汗をかくのが大好きなんだとのこと。「平地とは筋肉の使い方は違いますけれど、登った時の達成感がなんとも言えないんです。もう3回登りましたが、『君が代』の音楽とともにご来光を迎えるのは感激の一言です!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:6月20日(金)23:00/6月21日(土)9:30/6月22日(日)0:30