今週の一筆
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05月09日の放送

東京五輪に向けて「サイバーセキュリティ基本法」を一日も早く!

自民党 平井卓也 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、自民党IT戦略特命委員長の平井卓也さん。この連休にサイバーセキュリティー関連で単身訪米してきたばかり。

 「2011年にIT基本法が作られ、インフラ整備や民間企業で急激にIT化が進んだ。気がつくと、今や、すべてのものがITにのっちゃってるんですよ。しかし、安全・安心という概念がすっぽり抜け落ちたまま! そこでこの2年くらいサイバーセキュリティーをどうするか考えていて、4月に提言も出しましたし、改めて今回、訪米して米の状況をつぶさに見てきたわけです」

 世の中、IT化・デジタル化、グローバル化は止めようがない。現実空間とサイバー空間は表裏一体の現在だからこそ、サイバーセキュリティーを真剣に考えなければ、と言う。

 「スマホはスパコンを持って歩いているようなもの。車だって1台に100個以上の車載コンピュ−タ−がある。電力会社のスマートメーターだって情報通信。これらが破壊されればとんでもないことに。スマホだって、知らない間にウイルスにやられて自分が犯人にされる可能性もある。電力・水道等社会インフラのITが壊されたら大混乱。原発だって大変。だからこそサイバーセキュリティーを一刻も早く整備しなければ。それから、ロンドン五輪だってサイバー攻撃を2億4000万回も受けた。ほとんど撃退したんだけど、建設会社がハッカーにあって建設ができなかった事もある。東京五輪の開会式がサイバーテロで停電、真っ暗になったらどうする? ロンドンは5年間準備したっていうから、日本も今から、とりかからないと」

 対抗するには?と聞いたら、「実は日本はこういう世界の人材は沢山いる。だからその人達をどう待遇するか、また小中学校の頃からそういう教育をするとか。ただ、これまではITをコストと考えてきた。省力化とか人材減らしのためとか。でも米では全く違う。ITは新しい価値を産む投資だという考え方。だからサイバーセキュリティー産業も成長・雇用促進産業。ワシントンの周りには沢山ある」

 基本法をこの国会で通したい、と与党PTで準備を進めている平井さん。「でもワシントンで向こうの人と酒飲んだ時にお互いに言い合ったのは、この先、世の中どうなっちゃうだろうということ。人間はアナログ、これは変えられない。デジタルな世界になって世の中良くなるかもしれないけど、やっぱり、顔の見える会話などの価値がこれから一層大事だよね、ということで一致して帰ってきましたよ」

 趣味はバンド。「今度CDを出すんですよ。作詞作曲したのがずいぶんたまりましたから。『HardShip』(苦労・困難)をもじって『Heart−Ships』というタイトルにしたんですよ。皆、いろいろな困難を乗り越えて生きている。そんな気持ちも込めて。70年代の雰囲気かな?」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:5月9日(金)23:00/5月10日(土)9:30/5月11日(日)0:30