今週の一筆
【画像】
【画像】

04月25日の放送

エネルギーネットワークを日中・日韓関係改善の糸口に

自民党 木原誠二 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは外務大臣政務官の木原誠二さん。訪日中のオバマ大統領の歓迎会等、お忙しいのでは?と聞いたら「いや、普通は政務官も出番があるのだけれど、米だけは別。大臣だけなんです。SPも米側、車だって100台近く向こうから持ってくるんですから」

 「TPPですか。今朝(24日)も未明まで甘利・フロマンでやってましたが、両国ともお互いの国益のために引けないところがある。日本にとっては農産物5項目を守る、と言うのが交渉の条件だったし、アベノミクスの大きな柱。アメリカにとっては日本を外に開く、という前提がある。一方、アジアの中で日米共に手を携えて、ルールを作っていくのも大事なテーマ。こういったことをどう考慮するか。尖閣問題とバーター?そんなことはない。もちろんこのTPPは単なる経済問題ではなく、中国への牽制という意味もあるから、パッケ−ジとは言えるけれど。後は安倍総理の決断一つだけど、オバマ大統領の帰国ぎりぎりまでやるのでは」

 落選中に北京大学で非常勤講師を務めていた、という木原さん。「中国の立場もよくわかるんです。遅れて来て、G7のル−ルに従え、と言われてるんですから。だから今の中国は自分達は自分達のル−ルを作る、という明確な意図を持っている。でもそれは成り立ちません。やはり、人権、環境、法の支配、民主主義、自由市場など価値観を共有する日米同盟を強固にして、冷静に慎重に中国と話し合わなければ」

 外務大臣政務官としての担当はアジア、それに経済。その一環として3月半ばにベルギーで開かれたブラッセル・フォーラムに出席、エネルギー問題で、石油会社社長やEUのエネルギー担当相等とパネラーを務めてきたという。

 「ダボス会議と違って『朝まで生テレビ』と同じように司会者とパネラーでディスカッションをするんです。もちろん英語で。ちょうどウクライナ紛争の直後だったんで、EU・ロシア・ウクライナ間のエネルギー問題が大半を占めてしまったんですが、それでも日本の原発問題、CO2削減問題等いろいろ話してきました。でも思ったのは、欧州はエネルギーがパイプラインでつながっているのに、アジアはそうはなっていない。LNGの値段だって米が1とすると、欧州は3、日本は5! 共同備蓄も共同購入もできていない。ここらあたりで日韓・日中が協力すれば、安くなるし、逆に日中・日韓関係改善の突破口になるのでは、と思って帰ってきました」

 日本・モンゴルEPAの主席交渉官としても活躍中の木原さん。「政治家がなるのは初めてなんだそうです。モンゴルは隣接しているロシアとか中国を差し置いて初のEPA交渉相手に日本を選んでくれた。横綱4人を輩出した親日国。もちろん、資源も豊富。大切な国だが、EPAとなるとやはり牛・羊・豚とか中古自動車の話とかいろいろなハードルがある。何とか年内に妥結できるとは思いますが」。もちろんこれも英語での交渉。本音が聞けるからだと言う。

 趣味は?と聞いたら「お能を習い始めたんですよ。宝生流の方に声がいいと誉められましてね、それで。謡曲と仕舞。まだ3回ほどですけど、来年の自分の新年会までにちょっとでも形にしたいですね」

【画像】

川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:4月25日(金)23:00/4月26日(土)9:30/4月27日(日)0:30