今週の一筆
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03月28日の放送

政府のIT戦略の基幹は3つのD!

自民党 小林史明 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは自民党の新人議員・広島7区選出の小林史明さん。何故政治家を志したかをまず聞いた。

 「NTTドコモで人事採用担当を2年くらいやったんです。でも就職活動している若者に対応していると、大半は将来ビジョンがなく、ただ、いい会社に入りたい! 議論したり、解のない課題を与えると立ち往生してしまう。でもこれは個人の責任ではなく、社会の仕組みとして育ててこなかった問題だと思っています。一企業でも、大学教授でもできることはたかがしれている。それで政治家になって、特に高等教育・キャリア教育の仕組みを変えたいと思ったんです。それともう一つは海! 資源・領海・水産業とあるが、漁業問題に取り組みたい。アベノミクスが全国に広がる一助が農業・漁業という一次産業。実は日本の漁業は欧米に比べて遅れている。ヨーロッパでは漁師の年間漁獲量が決められていて、魚の値が安いときは休み、高いときに働いて、年間800万円以上の収入があり、若者にとって魅力的な職場。しかし日本はその半分の収入。ここを改革するのが一番の成長戦略だと思う」 

 その基幹となるのがIT・ICTだと言う。「ICTは通信のやりとり技術にコミュニケーションを加えたもの。ITを手段にして効率的に全部を繋ぐということです。日本はこのICTの利活用では世界で21位。民間は2位なのに行政が足を引っ張っている。だから今回、安倍首相が『世界最先端IT国家創造宣言』を発表したんです。そしてもう一つが一次産業や医療の分野にICT使って成長産業にしようということ。第三の矢のひとつの柱です」

 「具体的には3つのD。オープンデータ=行政の持っているバラバラの情報をクラウドなどで集約し、それを公開する。ビッグデータ=個人情報も含めての大きなデータがあちこちにできている。それをいかに利活用するか。例えば、医療デ−タを研究機関に渡せば病気の発症時期が判るようになったりするし、センサー技術で橋などの通行量や老朽化をはかると、公共事業の優先度がわかる。3つ目はパーソナルデータ。2年後にマイナンバー法が施行されるが、その人自身の情報を集積すれば利便性上がるし、健康など役に立つ情報を手に入れることもできる。ITのいいところは『見える化』。これまでの経験やカンを集積すれば、場所や時間を問わず共有でき、皆が参加できるようになります!」

 いいことばかりではない、と思うが、と聞いたら「もちろん、個人情報を守るのは大切。ただ片方では利便を得るのも大切。そのバランスを今検討中です。指針を作らないと民間は怖がって手を出さない。それでは成長にマイナスですから。ハッカー対策も必要ですし、何より子どもたちにITをどう使うか教育しないと。それに、これを指導する人達も早急に作る必要がありますね。」

 スノーボードのインストラクター資格を持つ小林さん。「大学時代は野球をやっていたんですが、オフの時に始めました。せっかくやるなら、というので資格を2年くらいかけてとりました。ま、バイト料目当て、ということもありましたけど。やっぱりアウトドアで遊んで欲しいですよね」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:3月28日(金)23:00/3月29日(土)9:30/3月30日(日)0:30