今週の一筆
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03月14日の放送

少子高齢化社会 教育は家庭・地域・国総掛かりで

民主党 笠浩史 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは元文科副大臣・民主党の笠浩史さん。先週、パラリンピック開会式のためにソチに行って来たばかりなので、まずはその話から。

 「皆、五輪の開会式には行きますけど、パラリンピックに国会議員団が行くのは初めてだったんです。しかも、ウクライナ問題で欧米各国は政府団の派遣を中止してますから、大歓迎されました。クリミア半島はすぐ近くですけど、政治的な雰囲気は全く無し。ウクライナの旗手がたった一人で入場行進しましたけど、満員の観衆からは盛大な拍手が起こって、やはりスポーツと政治は別と改めて思いました。自・公・民の3党で行きましたけど、超党派で今後も障害者スポーツを支援することで一致しています。2020年、東京での開催時は、例えば、五輪の閉会式とパラリンピック開会式を一体的に開催するとか、選手と地元住民との交流など日本の共生社会をアピールするなど新しいページを見せたいですね」

 安倍政権で教育行政が様変わりしたと言われているが、と笠さんに聞いたら「教育を大きな柱に据えた、という点では評価しています。ただ、私たちがやった教科書無償化も所得制限を入れた。確かに財政問題は大切ですが、でも、同じ教室の中にお金をもらっている生徒とそうでない生徒がいていいんだろうか。少人数学級でも35人まで減らしたのに、今期はそれが逆になっている。教育委員会制度改正もそうです。民主党は、2006年にすでに責任をはっきりさせるために委員会は廃止して首長が責任者になるべきと言っています。ただし首長の暴走やころころ方針がかわるのを止めるために、教育監査委員会を作れ、としました。でも、中教審や、安倍首相・下村大臣の当初の意見とは違って、公明党への配慮か、与党案では教育委員会は存続することになってしまった。それから、我々は教育の地方分権が非常に大事だと思っています。校長先生は今、本当に権限がない。我々は、学校理事会を作って地域で教育をサポートするコミュニテイスクールをずいぶん作りました。もちろん義務教育ですから、最終責任は国がもたなきゃいけませんけど。今、維新と何とか野党案を一本化できないかやっているところです。まとまるかどうかはわかりませんが、議論を真剣にすることが大切なんです。今後、与党案についてもきっちり議論していきます」

 「教科書制度の見直しも始めましたね。本来は検定をとおっていれば、どれを選んでもいいはずですので、沖縄・竹富町の教科書採用問題は、県がしっかりしていれば国がでてくる事態にはなっていなかったはずです。民主党としては、少子高齢化の今、家庭教育含めて総掛かりで教育に力をいれていかないと、と主張しています。専門家はもちろん大切ですが、地域のいろんな力を持った人達に支えてもらって教育をする。ただ財政的に必ず問題になる。そこでこそ、安倍さんがリーダーシップを発揮してほしいですね」

 趣味は?と聞いたら、「月並みですけど食べることと読書。ロシア小説や宮本輝なんかが好きですね。明るい小説ではなくて。人間の争いやどろどろしたものの方が、何か迫ってくるんですよね!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:3月14日(金)23:00/3月15日(土)9:30/3月16日(日)0:30