今週の一筆
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02月14日の放送

国会でも特定秘密をチェック!

自民党 中谷元 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、去年暮れの臨時国会で衆院特別委員会筆頭理事として特定秘密保護法案の修正に汗をかかれた中谷元さん。様々な懸念がいわれる中、第三者機関のチェックは大切だと言う。

 「もう情報保全諮問会議を作って意見を聞き始めましたし、国会に監視組織を作るためにこの1月に与野党そろって英米独3か国に視察に行きました。野党とも監視組織は必要だということは一致しましたから、これから具体的にどんな組織にするか、協議を始めます」

 視察の内容を聞いた。「各国とも情報特別委員会のようなものを持っています。ただ日本との大きな違いが一つあります。欧米では、この組織は政府・軍の情報機関、例えばCIAとかMI6の活動を検証・監視するのが役目ですけれど、日本にはそういった情報機関はない。欧米では、その情報機関の予算や人事まで握っているから、議会の情報特別委員会の力は強い!とも言えます。アメリカからは、日本も情報機関を作ればいい、と進められましたけどね。各国ともスタッフの人数はそんなに多くないから、ここで特定秘密の指定や解除はやりません。ただ原則、あらゆる情報を提供するよう求めることは可能です。非公開です。スタッフの適正評価はもちろんやります。委員については、国民の代表ですし、議長や首相が選ぶわけですから、そこで適正評価はできている、と考えられているんです。もちろん守秘義務がありますから漏洩したら罰則がかかります。議事録は作っているところと作っていないところがありました。もちろんこれも非公開です」

 各党が設置に一致したといっても、例えば欧米と同じように常設の委員会を作るのかどうか。情報収集機関がないのだから、それは必要ない、と言う自民党の議員もいる。政府が提供を拒否できる範囲をどうするか、秘密漏洩した議員を懲罰委員会にかけることを規則に書くかどうか等々、運用問題もつめなければならない。「でもこの特定秘密保護法が運用開始される今年暮れまでにはきちんと作り上げますよ!」

 元防衛庁長官で安全保障のプロの中谷さんには集団的自衛権の解釈改憲問題についても聞いた。「『集団的自衛権』と一口で言ってしまうけど、実は現実の問題が様々ある。積極的平和主義といっても、PKO・南スーダンで韓国が危険な状況になっても助けに行けない。湾岸戦争の時の米の航空母艦出航の護衛も調査研究名目でやっとできた。今回の内閣府の男性の遺体が九州で発見された事例も、向こうから情報を得られない。尖閣でのグレイゾーン、いざと言うとき動きたいのに裏付け法がないのでどうにもできない等々、沢山ある。政府に大枠で判断させるのではなくて、個々のケースで政党間でキチンと協議すべき。そうでないと一般の人の理解は得られない!自民党が出している安全基本法では憲法の範囲内でかなりできることがあるのに!」

 趣味はマラソン。この日曜日には地元の竜馬マラソンに参加予定。「去年初めて参加しましたけど6時間3分! 制限時間は6時間なんですが、おまけして完走にしてもらった。だから今年は6時間を切るよう、がんばります!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:2月14日(金)23:00/2月15日(土)9:30/2月16日(日)0:30