今週の一筆
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12月20日の放送

経済成長 エネルギー問題が最大のネック!

自民党 細田博之 幹事長代行

対談を終えて

 今年最後のゲストは細田博之自民党幹事長代行。まずは、直前に辞意表明した猪瀬東京都知事について。

 「対応が右往左往、発言内容も二転三転。だからだからいいタイミングでの辞意表明でしょう。次の候補ですか? 1200万もの都市ですから知名度のある、大都市問題やオリンピックなどに適切に対応できる人。衆議院議員? それは、東京はほとんど小選挙区で勝ってきているから、知事選に出ると補選になってしまう。それはまずいのでは? いずれにせよ40日くらいしか運動期間がないので、早く決めないと」

 細田さんは選挙制度のプロで、衆議院の「0増5減方式」も細田さんの作。参議院の一票の格差を巡ってこのところ高裁の判決が続いているので、その対応も聞いた。

 「4増4減では不十分、次の選挙までは是正しなさい、という判決が多い。これを受けた最高裁判決がおそらく来年の4〜5月までには出るだろうから、通常国会の最中に結論を出し、法案を提出しないと。議長の下の協議会で今、議論しているが、参院は全国比例と県単位が基本だから、難しい。衆院の方は最高裁判決で0増5減は合憲、ということになった。ただ人口がどんどん変わるから、漸次的に、つまり次々と2倍以内におさまるように直して行きなさい、と言われた。だから、選挙区の仕切りを広げたり、狭くしたりして調整する方向になるだろう。『一人1票にしろ』と言う人もいるが、これは無理。数学的に考えると、今の選挙区を倍にするか、逆に半分にしないとおさまりきれない。もう一方で消費税導入を巡っての定数削減の問題も。これは共産党のように民主主義から言って減らすべきでない、と言う党もあるので、まとまるのはむずかしい」

 小泉元首相の「原発即ゼロ発言」には激しく反論する。「原発ゼロにすると、エネルギーコストが高騰して、日本の産業のかなりの部分が倒れるか海外に逃げる。おまけに海外に燃料費を4兆円くらい払っている。海外から消費税を取られているようなもの。私の言いたいのは『安全なものは動かせ!』。トイレ無きマンション? 誤解だ。100万キロワットの原発を1年間動かしても、ゴミはガラス固化体・畳4畳分くらい。核燃料サイクルが稼働すれば100%燃料として使い切れる。石炭・ガス等はそのうち枯渇するし、CO2を発生させる地球温暖化の元。だから、民主党政権の時に原発増設でCO2の25%削減を言った。世界の科学の流れは皆その方向。危険だからダメだ、ではなく、いかに安全に管理をして原発を動かすかが大切。小泉さんは感覚だけでその辺のこと全くわかっていないが、発言力のある人。そこをどう説明していくかがこれからの仕事。このエネルギー政策が失敗したら、アベノミクスの経済成長もなりたたない!」

 趣味はピアノとコントラクトブリッジ。この土曜日、ピアニストの中村紘子邸での内輪のコンサートで腕前を披露しなくてはならないので、目下猛練習中だという。「ベートーベンのソナタ・悲壮第二楽章を弾くんだけど、難しくて・・・練習スタジオ通いの毎日ですよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:12月20日(金)23:00/12月21日(土)9:30/12月22日(日)0:30