今週の一筆
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12月13日の放送

経済成長は重要だが、そろそろそれを広げる段階に

民主党 松本剛明 衆議院議員

対談を終えて

 今回のフロントラインは民主党税調会長の松本剛明さん。まず、今回の与党税制改正大綱について感想を聞いた。

 「経済成長はもちろん重要ですが、私たちはそろそろそれを広げて地方や家計にプラスになるような税制にすべきだと主張してます。今回の大綱は先頭を走っている人たちには目配りしていますが、家計を預かる人には負担が多いんじゃないでしょうか。企業だって地方の中小企業のように法人税払っていないところは恩恵無いですし・・・」

 今回は来年の消費税増税にからむ軽減税率の問題がクローズアップされたが、民主党は低所得者対策としては、給付付き税額控除方式を提案、軽減税率には反対だと言う。

 「消費税増税をお願いする以上、身を切る改革=定数削減をしなければ。それから使い道。来年は自公民で社会保障の中味をしっかり議論します。軽減税率導入はいくつか問題があります。味噌・コメ・醤油類が対象と言いますが、『品目』で軽減を考えると、これらは高所得者でも買うわけですから低所得者支援にはならない。それに品目をどこで分けるんですか? 導入している国は皆線引きで悲鳴を上げている。それから事務の繁雑さ。だから私たちの低所得者に向けての給付付き控除、というのは理にかなっていると思っています」

 軽自動車税増税も話題に。「そもそも自動車税は自動車が高級な時代に作られたもの。それが今や車が足の代わりになっている時代なんだから、税金は低くするのが当然なんです。だから、3党協議で消費税10%にアップの時には自動車取得税は廃止しましょうと決めた。しかし与党はその財源がないので、増えている軽自動車の増税を決めた。地方に行けば一家に一台なんですよ! 自動車税の中で決めるのではなく、例えば金融課税から財源をもってくるとか、全体の中での調整をすべきですね。こういう点も地方・家計へ広がりを考えていないことがわかります」。来年になったら与野党の税制協議があるだろうから、前年のように法案作成時の修正をやりたいとのことだ。

 それにしても、今回の臨時国会で野党連携がいかに大切か改めて感じたという。不信任案も連携ができず、民主党単独提出だったので、結局ひとり退席の道を選んだという松本さん、「超党派の勉強会にも入ってますが、とにかくコミュニケーションをとって議論をして、納得させる人数を増やして、そして一致して行動できる固まりを作らないと。ある程度整理された姿を見せる方が国民もわかりやすいでしょうし・・・」

 忙しい毎日だが、時間ができたらまた南米やアフリカに行きたいという。「南ア、ジブチ、エチオピア、ブラジル、外相時代も含めてあちこち行きましたけど、また行きたいですね〜!勢いを感じるところが楽しいんですよね。それに日本人、こちらが思っているより高く評価されてますし・・・すっかりはまりましたよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:12月13日(金)23:00/12月14日(土)9:30/12月15日(日)0:30