今週の一筆
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12月06日の放送

今は役人が情報を独占、仕分けしている。だからルールを作った

自民党 塩崎恭久 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、自民党政調会長代理の塩崎恭久さん。特定秘密保護法案の本会議採決を巡って緊迫する国会の合間をぬって駆けつけてくださった。

 「特定秘密の範囲やチェックをどうするかなど、皆さんご心配になっているけれど、自民党PTでも大いに議論をした点で想定内なんですよ。それに日本版NSCも、この法案も私が官房長官時代に作ろうとしたもので、この法案でやっと特定秘密に関するルールができるんです。現行法では役人に情報が独占され、仕分けされていて、逆に恐ろしい状況です。外国からも情報をもらえてませんし。国会に第三者機関を作れ、という案もありますが、実際には、今の国会では秘密会をやっても3秒で外に出てしまう。だから政治家にも罰則をつけました。大体、アメリカだって行政府の中に作られているし、秘密にアクセスできるのは厳密に決められているんです。もっと時間をかけて、と言う議論もありますが、会期の制約もありますし、議論の最後の方は新しい質問が全然出てきていない。どこかで結論を出さなければ。はじめからいいものを作れればいいですけど、まず1歩前進して、おかしいと思ったらどんどん直せばいい。これで戦前に戻るという人いますけど、そんなことは全くありません!」

 今国会は「成長戦略実現国会」という看板ではなかったか、こちらの方は大丈夫か聞いた。「いやあ、産業競争力強化法も通りましたし、国家戦略特区法案もまもなく通ります。効果は2〜3年先になるかもしれないが、政府に何時までにどんな成長戦略をやれ、ということを法律で縛ったことは大きいと思います」

 自民党では今、暮れにまとめられる税制改正論議の真っ最中。今朝も税調副会長として侃々諤々の議論をしてきたと言う塩崎さんにいくつか疑問点を聞いてみた。

 「軽減税率ですか? 公明党が主張してますけど、難しい問題ですよね。当然、税収は減りますから、社会保障に充てる費用も減る。だから財源をどこからもってくるのか。それに何を対象にするのか。導入している国は線引きに苦労してます。事務負担が増える。中小企業やデパートなんて大反対ですよね。今回の税調では決まりそうもないですね。復興特別法人税の廃止1年前倒し、これは海外の法人税と比べて高い日本では法人税を下げないといけません。アベノミクス・日本再生を考えると優先順位は高いんです。企業が元気になれば、そのまわりの住民達も元気になれますから。軽自動車課税アップ? ウーン。私の地元愛媛や島根・鳥取など地方は軽自動車が足です。自動車取得税を廃止すると地方の財源も減る。で、自動車税の全体の中でバランスを考えるのか、それとも地方税全体の中でバランスを考えるのか、今、論争中ですが、正直あまり上げて欲しくないですね」

 今、時間があったらしたいことは?と聞いたら、即「スキーに行きたい!」と答えが返って来た。「新宿高校時代はスキ−教室で教えていたし、サラリーマンになってからは白石蔵王に道具をおいて、しょっちゅう家族で行ってましたよ。ところが、国会議員になってから行ったのは、たった1回!石原慎太郎さんと中村正三郎さんと中村さんの別荘に行ったきり! 行きたいなあ、でも当分無理でしょうね」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:12月6日(金)23:00/12月7日(土)9:30/12月8日(日)0:30