今週の一筆
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11月15日の放送

特定秘密の範囲を狭めて交代時に大臣自身がチェックを!

みんなの党 小野次郎 参議院議員

対談を終えて

 今回のゲストはみんなの党・参院議員の小野次郎さん。郵政解散で小泉首相秘書官から衆院議員に転身、現在は自民党を離れてみんなの党の参院議員として活躍。国会ではしばしば厳しい追及で相手を立ち往生させているが、トレードマークの黄色いフチのめがねで覚えていらっしゃる方も多いだろう。まずは目下、話題を呼んでいる小泉元首相の原発即時ゼロ発言について聞いた。

 「ボクも3.11直後に脱原発を言いたかったんだけど、代表から『経済の仕組みの中で、エネルギーをどうまかなっていくのか、考えてからじゃないと、脱原発をすぐに言うのはまずいんじゃないか』と言われた。その後自然エネルギーの可能性、原発のコストなどを調べて脱原発に。だから、我が意を得たりですよ! 小泉総理はやらなきゃいけないと思ったらバーンとやる。ハンセン病、拉致・・・。根拠は世論の支持。それに小泉さんは、アクセルとブレーキを自分でわきまえていて行動する人。国民運動になるテーマと確信して行動を起こしたと思いますよ。安倍総理にも『今こそ総理の出番。自分がやったときの局面より今はもっと楽な局面だよ』と言いたかったのでしょう。ともあれ、これは、これから大きな流れになるでしょうね」

 小野さんの官邸経験は4年半。元々、警察官僚の上、フランス大使館に出向経験も。だから「特定秘密保護法案の必要性はわかるが、しかし今回の法案は粗雑すぎる」と言う。

 「デメリットは知る権利、報道の自由等々いろいろ上げられるが、メリットは?というと、なるほどね、というものがない。特定秘密とは?という問いに、外交・防衛に関するものというだけなら皆納得するが、その他の重要な法案、というのが付け加えられていると国民にしてみれば、どこまで?と不安になる。取り扱いだって厳罰10年、というのが先に来ていて、では何を取り扱ったらこれにあたる、というのが全くわからない。公務員倫理法では、そもそも対外的な案件は対象外だから原則が存在しない。また、秘密というのはその中味だけでなく、それを誰がどこからどのように手に入れたのかが重要。ガセだったり、意図的に作られたものだったりが大半。そこを誰が、どう判断して決断するのかが重要。だから私は、秘密の範囲は外交・防衛に限定し、なおかつ、大臣が替わるたびにその大臣=政治家がチェックするようにしたらいいと思っている。『5年ごとに延長、30年後にさらに延長が必要ならば内閣の承認が必要』というのでは、役人の世界だけの話になってしまう。修正? みんなの党の案を全部飲んでくれればのりますけど、どうかなあ?」

 最後にみんなの党の今後について。「TVで発信力のある方達とのゴタゴタだったから痛いですよね。でも、今後はきちんと自民党との距離感作って、元の『政策本意』でやっていきますよ!」

 目下の趣味は詩吟! 落選後、地元の詩吟クラブに入会、いまや二段だそうだ。「カラオケ名人になったこともあるし、ノドを使う趣味が好きなのかなあ? でも総理に迫るときに詩吟の息継ぎって役に立つんですよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:11月15日(金)23:00/11月16日(土)9:30/11月17日(日)0:30