今週の一筆
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11月08日の放送

永田町に泥のにおいのする政治家がいなくなった!

民主党 玉木雄一郎 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは民主党の玉木雄一郎さん。財務省出身ながら、目下は農水委で鋭く与党を追及している。「今週の一筆」に「泥の心」と揮毫されたので、その意味を尋ねた。

 「特に参院選以降、永田町に泥のにおいのする政治家がいなくなった。民主党も反省しなければいけないんですが、ブームで出てきたせいでしょうか、地方の声を聞いて国政に反映させる、ある種の泥臭さというものが感じられない。今回の農政改革の議論を自民党の人としていて、余計そう思うんですよね」

 50年ぶりの減反政策の廃止が話題となったが、と話を向けると「あれは自民の改革のイメージ作り。実は民主党の農業所得保障制度では既に段階的な廃止をしているんです。以前は、生産調整は罰則を伴っていた。でも、我々は罰則をやめ、補助金をもらわないなら、好きなだけ作れるようにしてあるんですし、実際にそういう農家が増えましたよ。それより問題は赤字補填交付金の廃止。以前、バラマキと言われましたけど、1反あたりたった1万5000円では、補填されても恒常的に成り立っていかない農地が沢山ある。私の父も5反耕してますけど、猪よけの柵を作ったら20万円吹っ飛ぶ。割にあわないんですが、それでも農業をしたい、農地を守りたいと思って作ってますよ。ところが与党は民主党への対抗心からか、これも廃止しようとしている。そんなことをしたら、もっと廃業農家が増える。例えば野球よりサッカーの方が人気だからといって、野球場をサッカー場に作り替える。それはいいんですが、肝心の野球場が放棄されて荒れ地や山になってしまっていたら、作り替えるのは大変!それと同じ事ですよ。だから何とかして農業を続けてもらおうと、我々はコメではなく、農業家に対して補助金を出したワケです」

 汚染水についても聞いた。「もちろん、あらゆる対応をしなければならないんで、凍土壁も作ったらいい。しかし問題は毎日千トンも流れている地下水ですよ。これがどう汚染されているか東電の廣瀬社長も答えられなかった。ここを止めなきゃ。それには良く護岸壁などに使われている鋼矢板をびっしりと埋めて地下水を迂回させればいいんです。ところが東電は上場企業だから、研究開発目的でないと税金を使えない。矢板なんてありふれてますから、税金ではできない。だから東電はやらないんですよ。スリーマイル島原発事故の時、燃料棒取り出し費を会社は電力代に上乗せしようとして否決された。で、その時のペンシルヴァニア市長が政府・州・電力会社・ステイクホルダー達の費用負担をキチンと決めて処理した。安倍総理も国の責任を言った以上、具体的に費用負担・役割をまず決めて処理にあたるべきですよ。言葉だけではなしに」

 趣味は?と聞いたら「自転車!」と即、返って来た。「『ツール・ド・四国』をやりたいんですよね。『ツール・ド・フランス』にならってお遍路さんの廻る、四国八十八カ所・山岳コースで。世界中からスポーツ関係者やTVを招いて、サイクルアイランド、エコアイランドをPRする!中学の同級生がアトランタオリンピックの自転車選手だったんですよ。彼の店にある高級自転車を冬のボーナスで買って、練習したいなと思ってます!」大きな夢にニッコリ!

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:11月8日(金)23:00/11月9日(土)9:30/11月10日(日)0:30