今週の一筆
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09月27日の放送

復興特別法人税廃止前倒しはスジがよくない!

公明党 高木陽介 衆議院議員

対談を終えて

 1強多弱と言われる政界の状況の中で、絶好調の安倍首相に対して与党の公明党はどう対応するのか、今回は公明党幹事長代理・広報委員長の高木陽介さんがゲスト。

 「『安定、決められる政治』を、ということで衆・参で勝利。一方で公明党は『ストッパー役を果たす』とも主張してきた。その与党体制作りを今やっている。政高党低・官邸が何でも決めると言われるけれど、集団的自衛権の問題だって、山口代表が相当きつく言ったから、前のめりだった安倍さんも『いつやるのか、期限は決めてはいない』というふうに変わってきたでしょ。安倍さんだって昔と比べてよく話は聞くし、柔軟になりましたよ」

 個別の政策での公明党の現在のスタンスを聞いた。
 「復興特別法人税の廃止前倒し? スジがよくないですよね。所得税・住民税増税はそのままで、法人税だけ一年前倒しで廃止するなんて。政府は消費税増税で景気が腰折れするのが嫌で法人税を下げたいのだろうが、これは中長期的な課題。だから復興税に目を付けた。でもこれで本当に企業が雇用拡大・給与引き上げをするんだろうか? それに復興への支援の気持ちを大事にしていない、と思われてしまう。どれだけきちんと国民に説明できるかが今後の課題ですよね」

 「秘密保全法? 特定秘密を誰が決めるのか、止めるときには何時、誰が、どう解除するのか、何も決まっていない。一番大きいのは報道の自由・知る権利との兼ね合いです。権力はどんなものでも長ければ腐敗する。チェックが必要です。今、PTを作って問題点を洗い出してます。政府はこの臨時国会中にも通したい、と言ってますけど、強行採決したら、それこそ本体の日本版NSCができなくなってしまいますよ」

 「集団的自衛権。これも国会議員ですら集団的・個別的自衛権の区別をきちんと話せる人少ない。国民はなおさら。尖閣問題だって、万が一衝突があっても、アメリカからすれば集団的自衛権だけれど、日本かは個別的自衛権で行動できる。だからケースごとに具体的に議論すべき。第9条については、公明党は自衛隊の存在と国際貢献を憲法に明記すべし、という加憲の立場。世界の平和を守る為にも軍事だけでなく、人道的なものなどを含めてきちんと憲法改正した方がいいと、個人的には思う。しかし、今は経済再生が先! 8%、10%への消費税上げが目前にあるから、まず、その対応をやるのが政治家だと、私は思ってます」

 公務員制度改革問題、原発再稼働問題等々、懸案の議論が山積みだが、「どちらかが100%意見を通すと言うことはできないんですよ。65:35でもいいじゃないですか。妥協して、結論を得て安定的に前に進めるのが政治です!」

 趣味は?と聞いたら、「料理かな?先日、たまにはカミさん孝行をしようと土鍋でサンマの炊き込みご飯を作りましたよ。やっと値段も手頃になったし。もちろん喜ばれましたよ!」ただし、後片付けは奥様だったそうだ。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:9月27日(金)23:00/9月28日(土)9:30/9月29日(日)0:30