今週の一筆
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06月21日の放送

廃炉・除染 国が責任持って面倒みるべき!

民主党 玄葉光一郎 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは前外相の民主党・玄葉光一郎さん。野に下ってから週に3〜4日は地元・福島を歩いているという。

 「正直、復興はまだまだです。父も娘も亡くされたという方からじっと睨まれました。『岩手・宮城はすぐ捜索が入った。だけどここは原発事故があったから即座には入ってもらえなかった。アンタの責任だ!』って。本当に申し訳無く思ってます。だから高市さんの発言は残念です。避難先で亡くなられた方はもちろん、捜索遅れで亡くなった方や、未だに行方不明の方もいらっしゃるんですから」

 冷却問題、汚染水処理、廃炉・・・まだまだ問題が山積している福島。「廃炉のルールを早く作るべきなんです。それと国が直接関与しなければ。今は腰が引けている感じがします。電源が未だに仮設だったり、汚染水の処理も後手後手。債務超過になるのでは、と考えると、わかっていても適切な手が打てない。最後には電力会社から回収するにしてもまず国が面倒をみなくては。ルールを明確にしないと、これからもいろいろな問題起こってくると思いますよ」

 そして、もう一言。「率直に言えば3.11で日本のエネルギー政策が産業革命の分水嶺になると思った。でも安倍政権では逆に3.11以前に戻って、成長戦略のど真ん中に原発を据えている。まるで3.11がなかったように。違うんじゃないですか?」

 外相時代、クリントン国務長官と馬が合っていたようだが、と水を向けると「そうなんです。彼女は親日家ですし、10回もの外相会談をして、率直な話をしましたよ。例えば、普天間の問題解決は難しいのですが、切り離して嘉手納以南の土地の先行返還を決めたり、ミャンマー支援だって、最初はこちらの説得に半信半疑だったのが、2回目に会談したときに『そういう報告を私も受けましたよ』とすぐにミャンマーに飛んで行ってしまった。私が先にいくつもりだったのに!」。尖閣問題に関しては中国の台頭、核心的利益の拡大など、大きなパワーバランスからみて他の選択肢はなかった、と言い切る。

 「ただ、歴史認識問題が輪をかけた。米も欧州も懸念している。これだけこじれると直すのは大変だが、水面下でもいろいろ働きかけねば。この東アジアの中に、法の秩序をきちっと組み立てていくのが大切ですよね」

 今は、政権交代→次の安定政権という政治改革の2周目にはいったという。「歴史はジグザグに進むもの。だから5〜6年計画で考えて民主党を鍛え直す、というふうにしたいと今思っています。座標軸?外交・安保は大きな差異をつけなくてもいい。穏健な保守でしょうか。でも内政はフェア=公正、多様性を大事にして改革を打ち出す。分野としては子育て、教育、社会保障、新しい公共などで魅力的な政策を作っていきたい。かつてのような非現実的なものではなくてね!」

 時間ができて高校二年生のお嬢さんとやっと食事に行くなどができるようになったとのこと。「この間は高校の演劇フェステイバルで、娘の演劇を観に行きましたよ。娘は大道具の責任者やってました! 軽音でヴォーカルもやってますから、これも行こうかな!」とニッコリ。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:6月21日(金)23:00/6月22日(土)9:30/6月23日(日)0:30