今週の一筆
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05月31日の放送

公明党は「右傾化のブレーキ役」になる!

公明党 斉藤鉄夫 幹事長代行

対談を終えて

 今回のゲストは公明党幹事長代行の斉藤鉄夫さん。連立相手の安倍政権も5か月が過ぎ、第一目標のデフレ脱却、経済再生、国際競争力強化はまずまずのスタートだと評価する。でも、歴史認識、憲法96条先行改正等々、安倍カラーが早く出過ぎたのではないかと尋ねたら「我々の連立与党としての役割は『右傾化のブレーキ役となる』だと思っています。だから今回も第一目標を忘れたら元も子もなくなる、と強くいいました。ただ憲法を議論することは大いに結構。政策合意の中にも憲法審査会で十分議論しようと書いてあります」

 その衆院憲法審査会の幹事でもある斉藤さんに審査会の状況や公明党の考えを聞いてみた。

 「今、各党が逐条的に章ごとについて意見を述べ合っていて最終の第10章まで終わりました。今度は国民投票法の宿題を議論します」「66年間ひとつも代わらない憲法はある意味おかしい。その間、我が国が、人類が勝ち取ってきた価値観があるわけで、これを付け加える必要がある、というのが公明党の立場です。9条ですか? 自民は第1項の戦争放棄は堅持。だけど第2項の戦力不保持はやめて、ここに自衛権を明記、第3項で自衛隊を国防軍に変えてその役割を書こうと言っています。でも公明は第1項、第2項はそのままで、その後に実働部隊としての自衛隊の役割を加えていいのではという考えです。集団的自衛権を認めるか認めないかが自民党との大きな違いで、公明党はこれは認められません。国際貢献や尖閣問題での日米同盟の活動は個別的自衛権で解釈できると思っています」。さらに、第3章「公共の福祉」はこの文言でいい、第4「統治機構・一院制への変更は二院制のままでいいが、選挙制度も含めて見直しが必要。第9章96条、改正基準緩和先行は反対、緊急事態条項の新設は党内で議論が分かれているが、個人的にはあってもいいのでは、と思っている、と明快に答えてくれた。

 「公明党は『加憲』を言っています。憲法改正集会で『そんな、なまぬるいことを言ってるから改正できないんだ!』とヤジをとばされて『本気でやりたければ加憲の方が早い!』と言い返しましたけど、本当ですよ。憲法は66年間で定着。でも新しい価値観ができている。環境権とかプライバシー権とか生命倫理、情報通信の弊害。こういうところが基本的人権を侵している。ここはやはり書き加えなければ・・・」。国民投票法は投票年齢の問題で省庁間の対立はあるが、しっかり議論すればそんなに時間はかからないし、かけてはいけないと思う、とのこと。

 最後に斉藤さんのライフワーク・環境問題について尋ねた。「CO2・25%削減の旗はおろしていません。ハワイでは先日CO2が400PPMを超えました。450を超えたら、地球環境の悪化は不可逆的になるんです。どんなに手を尽くしても後戻りができなくなる。だから日本の先進技術を駆使してまっさきに削減をすべきなんです!」

 趣味は?と聞いたら、「鉄道の時刻表をみること!数字の羅列の中に無限のロマンが見えるんですよ。この列車がどこで、どんな列車と、どんなふうにすれ違うんだろう、とかね」とニッコリ。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:5月31日(金)23:00/6月1日(土)9:30/6月2日(日)0:30