今週の一筆
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04月26日の放送

憲法96条改正は国民に自分達の想いを実現する機会をもたらす!

自民党 中谷元 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは元防衛庁長官の中谷元さん。憲法96条改正問題がにわかにクロ−ズアップされているので、昨年、党憲法改正推進本部の起草委員長として自民党の日本国憲法改正草案をまとめられた中谷さんにご出演願った次第。

 「憲法ができて67年。占領下でGHQの原案をもとに作られたものだから、防衛・財政・権利と義務、時代にそぐわないところが沢山ある。しかし、改正には3分の2の国会議員の同意が必要。衆院ではできても参院ではとても無理。だから、国民に自分たちの手で変えられる、自分たちの想いを実現するチャンスをもたらすために96条の改正が必要なんです」

 もっとも国民投票法を先に整備する必要があるとも。「まだ3つ決めなくてはならないことがあるんです。(1)投票年齢を18歳にする、(2)公務員も投票できるようにする?原発問題等、他のテ−マでもできるようにする。ただ、議論が進み始めて維新やみんなが具体的な改正案を出してくるようですが・・・」

 自民党の改正草案の中身を説明してもらった。「現在の前文は、英語を日本語訳にしたものだからわかりにくいし、自由・権利は神から与えられたもの、というキリスト教思想が濃い。基本的人権という言葉も入っていない。だから口語でわかりやすく日本らしさ、日本がどういう国を目指すか、ということを書いた。前文だけでもきちんと読んで欲しいんですよ。第二章の戦争放棄だって占領軍が戦争を日本にさせたくないために入れた。でもどの国も自分の国を護るための自衛権はあるんですよ。自衛隊だってしっかり書き込まなければ。第三章の『公共の福祉』ではなく『公益及び公の秩序』にしたのは、自由と規律の話。必要最低限の規律は必要。第四章に一院制や首相公選制を入れろ、と言う声が多かったけれど、議論を尽くしたとはいえなかったので、現行通りにした。道州制も賛否両論あるから、これもこれからの議論。第九章に緊急事態を新設したのは、占領下では他国がやってくれることになっていたから必要なかっただけ。大震災やテロがあったらやはりこれは必要」

 これまで憲法の議論がほとんどできなかったのは、社民・共産が憲法改正ダメと議論もさせなかったためで、今回、公明党が議論だけはすべきと突破口を開いてくれたという。今年になってから憲法審査会での議論を精力的に続け、いよいよ96条改正問題を次回に議論するそうだ。「一番悪いのは、自分の改正案を出さずに改正の基準を下げるということ。是非各党は改正案を出して欲しい。そうすれば何を改正するのかしないのか、順番はどうする、ということが国民にわかるから」

 目下熱中しているのは書道。もう2年ほど毎週1回、議員宿舎で書に取り組んでいるとか。「論語とか中国の思想の話を書くんですが、文字も面白いし、書くことでその内容が深くわかりますね。自分を見つめ直す・・かな」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:4月26日(金)23:00/4月27日(土)9:30/4月28日(日)0:30