今週の一筆
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03月15日の放送

ネット選挙を解禁したら政治家も有権者も質が問われる!

自民党 平井卓也 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは自民党の「インターネットを使った選挙運動に関するPT」座長の平井卓也さん。水曜日に自民・公明・維新とそろってネット選挙解禁のための公職選挙法改正案を国会に提出したばかりだ。

 「今の公選法では、選挙期間に入ったら情報発信が急停車させられてしまう。韓国は投票日当日だけ、米英仏はそもそもそんな規制すらない。そのくせ、現実的にはHPにはストップかけられてもリツイートやタグ付けで違法な行為がまかり通っている。おかしいでしょ?」

 そもそもこの議論が始まったとき、ネットHPを「文書図画」に入れたのが間違いだとも。「前回の参院選前の議論のテーマは、ツイッター使用を認めるかどうかだった。今やそれは当たり前、フェイスブックなどSNSの広がり方といったら!しかも今はまだ中間点。今後ネット世界がどんな風に広がるか見当もつかない。産業やメデイアもネットで大きく変わったのに、政治の世界だけ取り残されていいんですか?」

 具体的に法案の中味をうかがった。
 「発信元表示やメール先の同意・保存義務化等、一定のルールに従えば、ネット上で投票呼びかけや政策の訴え、当選のお礼もできるし、バナー広告も載せられるようになります。ただ、民主・みんなが出した法案と違う点が二つ。こちらの案は、有権者がメールを出すのはダメ。これは有権者がルールを知らないまま使ってしまい、違反が続出したら、ネット選挙解禁そのものがおかしくなるから、という理由。有料バナー広告が有権者はもとより候補者もダメ、としてあるのは、TV・新聞にならったもの。候補者個人が自分のPRを載せてくれ、と新聞やTVに言ったって載せてくれないでしょ。それから、なりすましや誹謗中傷が一番心配されていますけど、罰則をきちんと決めました。削除も簡単にできるようにしましたけど、ネットの文章や画は拡散して結局残ってしまう。怪文書だって無くなりはしないから、反論ができるようにしました。それを拡散させることで誹謗中傷を消すということです」

 これで有権者に理解が深まって投票率が上がればいい、という平井さん。
 「でも実はSNSを使うということは政策のみならず、趣味、好きな食べ物等、普段の自分を全部オープンにするわけですから、大変です。政治家そのものが魅力的でないとついてきてくれません。一方、有権者はネットをうのみにしてはいけません。全部が真実というわけではないのですから、リテラシーとかプライバシーに関する考え方を小さいときから教育する必要もありますよね」

 次の参院選までに法案を成立させて、自民党が変わった!という姿を見せたいという平井さん、震災支援の為に30数年ぶりに「エレクションズ」というバンドを組んだんだそうだ。
 「地元や友人60人くらいを募って、その時々に参加できる人だけでオリジナル曲中心にコンサートを開く。その印税を寄付する、という仕掛けなんです。ボクのパートですか?作詞作曲とギターとヴォーカル!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:3月15日(金)23:00/3月16日(土)9:30/3月17日(日)0:30