今週の一筆
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02月01日の放送

政権交代で共に与野党を経験 国会運営も変わるのでは

自民党 小池百合子 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは自民党広報本部長の小池百合子さん。今回の安倍首相の所信表明は短く、役所が集めた政策の羅列ではなく、やりたいことを明確に打ち出していてよかった、と言う。

 「『言葉はけっこうです。やることをやります』でしょ。前の政権は、言葉だけ多くて結局は全部やれなかったじゃないですか!」

 今国会は攻守ところをかえて、たいへんになるのでは? と聞いたら、「たとえば、予算員会、閣僚が皆、雁首を揃えていなきゃダメ、と言われたけど、国際会議がますます増える一方で、日本発の航空便が減っていく現状を見ると、そんなことやっている状況じゃないでしょ。民主党は野党時代はダメと言っていたのが、与党になって政府専用機を飛ばすまでになった。つまり皆、与野党を経験して、現場を知り、リアルな対応をすべきと考えるようになった。そう言う意味で政権交代は意味があったと思いますよ」

 安倍政権が矢継ぎ早に経済政策を打ち出しているが、「バラマキだ。財源はどこから持ってくるのか」との野党の批判については、「日本の最大の強みは民主主義国では世界第2位の経済大国であること。だから、経済政策は最初から矢継ぎ早にやらないと! 量とスピ−ド感! 逐次投入は結局高いものにつきますよ。ただ国債発行無制限は気になる。国の借金100兆円近くあるんですから。規制緩和、特に金融関係のものをちゃんとやれと部会で言うつもりです」

 「政高党低? いいじゃないですか。皆同じように、国のために政治をしているんですから、そんな批判は意味ないですよ。広報本部長としては、アベノミックスへの期待値を本物の世論にするためにいろいろやろうと思っています。ネットも活用して! ネット選挙の解禁もしっかりやりますし・・・あとは政見放送の改革かな」

 小池さんは元防衛相でカイロ大学卒、現在も中央アジア・コーカサス研究所の理事長。アルジェリア問題の背景を丁寧に説明の上で、「日本の対応はそれほど悪くなかったと思う。外務省出身で語学の達者な城内外務大臣政務官がクロアチアにいたことも運がよかったし・・・ただアフリカは今、希望の大陸! もっと関心をむけなければ。駐在武官を増やすのもいいけれど、企業で働く人達や、トルコのように情報の集まっているところからいろいろ情報を得るとか。それに昔は空手家や柔道家が外国の軍で教えていたし。もっと多層的に情報収集すべき。私は安倍政権時代に安全保障担当の首相補佐官に任ぜられて日本版NSCを作ろうとしたんだけどダメになった。改めてきちんと作り上げる必要がありますね。自衛隊法の改正もそう。そろそろ現実を見てリアルな論争をしましょうよ。神学論争なんかやめて」

 目下は、ガンが発見されたご母堂の介護で忙しい毎日だという。「仕事の合間に看護。だから、アラビア文字のカリグラフィーも当分はお預け!」といいながら、「今週の一筆」には、美しいアラビア文字で『アッサラーム・・・平和』と書いてくださった。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:2月1日(金)23:00/2月2日(土)9:30/2月3日(日)0:30