今週の一筆
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01月18日の放送

日本の元気を取り戻せ!

自民党 伊藤達也 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは自民党・伊藤達也さん。小泉政権時代に金融担当相として金融危機・不良債権処理に取り組み実績をあげただけに、アベノミックスにも力が入る。

 「安倍政権になって真っ先に、日銀に大胆な金融緩和を要求したのは、世界的に見て、やっと当たり前の状況に戻っただけ。政権交代でどれだけのGDPや国民所得が失われてきたことか。最大の原因はデフレで民主党政権はこれを克服できなかった。何故かというと、日銀と政府とが協調できなかったから。白川総裁が選ばれた時、私は福田内閣の首相補佐官だったが、民主党の党内抗争で総裁人事が二転三転、しばらく不在になって、人事も決められないのか、と世界から厳しい目で見られた。その上、民主党政権では経済財政諮問会議が休止し、代わりの国家戦略局もできず、政府の司令塔がどこにあるのか、責任は誰がとるのかわからなくなってしまった。これじゃあ、日銀も思い切った政策ができない。リーマンショック後の米だって、資産(不動産)デフレに対して中央銀行が政策面でサポート。だから、日本より早くリーマンショックから回復している。こんな状況を早く是正するために、まず日銀に呼びかけ、一緒に景気回復に取り組めるよう、大胆な金融緩和に応える総裁を選ぼうとしているわけです」

 安倍政権は「三本の矢」として、▽大胆な金融緩和▽機動的な財政政策▽民間投資を喚起する成長戦略を打ち出したが、これは正しいのか聞いたら、「もちろん!金融緩和しても需要不足が問題。15兆くらい? だから政府がまず呼び水として需要の穴をうめ、中長期には民間がそれについてこれるようにと、今回10.3兆円の緊急経済対策を出した。ばらまきではない。建設国債でこの半分近くまかなうので、財政規律の面からどうか、という人もいるが、これは短期的にはどうしてもこのくらいは必要だとプロの視点できめたもの。それに甘利大臣は夏までに骨太の方針を出して、財政規律の中長期的ロードマップを作る、と明言してらっしゃいますから、疑問は解消すると思いますよ。見える化、透明性、説明責任がキーワードです。でも今度こそは歳出構造の改革を進めなきゃなりませんね。役所の抵抗はすごいんですが・・・」

 生活保護費引き下げなど、弱者に冷たいのでは? と聞いたら、「不正・不公平感の解消の意味なんですよね。弱者切り捨てではありません。でも縮小均衡では回答は見つかりません。一番大切なのは経済全体を底上げして、皆が豊かになることなんです」

 3年半ぶりに国会に戻ってきた伊藤さん。新しい議員会館にも慣れないし、知らない顔も多く、浦島太郎の気持ちだという。で、今国会ではどんなことをやりたいのか聞いたら、即、「日本を元気にすることをやりたい!この国を立て直したい! 日本の実力はこんなもんじゃないですから、本来の力を取り戻したい!」間もなく始まる通常国会では、予算委員会理事に内定しているそうだが、野党の追及に立ち向かう自信は大いにありそうだった。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:1月18日(金)23:00/1月19日(土)9:30/1月20日(日)0:30