今週の一筆
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07月13日の放送

社会保障を考えたら消費税増税は必須!

民主党 緒方林太郎 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは民主党の緒方林太郎さん。社会保障と税の一体化法案には賛成票を投じた。何故? とうかがうと、「1兆円もの社会保障費の自然増を前にして、その財源として消費税は上げざるを得ない。もちろんリーマンショック以来の経済危機もあるが・・・」「行革が先、と言うが、特別会計の事業仕分けに携わった経験からも、行革で浮くお金と社会保障費は桁が違う」「成長はもちろん必要。ただ世界状況から見ても消費税増税は待ったなし!」 

 ただ、反対票を投じながら党に残った人には違和感を感じるとのこと。
 「ある意味、小沢さんたちの離党は首尾一貫していると思いますよ。一方、反対票を投じながら離党もせず、なおかつ自分たちの意見が正義だと主張している人達がいる。逆に言えば我々、賛成票を投じた者は不正義だ、と言ってるんですよね。組織が決定したことは最終的には賛成する。それが政党人なのに・・・悩みに悩んで賛成票を投じた人、沢山います。それを踏み台にして、正義を振りかざすのは許せない!」

 民主党には統治のシステムがないからこのような状況になったと言われているが、と聞いたら「システムも必要かもしれませんが、要は自分の意見をとことん言った、という納得感を皆が持てなかった。それがなかったのが問題だったんですよ。民主党は頭のいい人が多すぎるから途中でわかったような気がして止めてしまう。朝まで議論をすれば、人間、どこかでストンと腑に落ちて納得しますよ!」

 政権交代を目指して外務省から転身、初当選した緒方さん、この3年間を振り返ってもらったら、鳩山・菅首相と野田首相は全くアプローチが違うと言う。
 「野田さんはオーソドックスにひとつひとつ結果を出していく。とにかく前に進めていく。消費税しかり、そのあとは尖閣国有化、集団的自衛権問題、そしてTPP。黙って、真面目に取り組んでますよ。それに、このような状況では官僚排除ではなく、力を合わせてやらないと。それをきちっとやって結果を出していると思いますよ。でもこの政治のぐだぐだ感、有権者はあきれてますね」

 TPP推進派の緒方さんにその必要性と現状を聞いてみた。
 「人口減少の日本、もう内需拡大は無理。海外との経済連携はしなくてはいけないんです。WTOが一番いいんですが、それは今滞っている。で、今目の前にあるTPPが一番いい選択なんです。個別の国とのFTAでは条件を厳しく突きつけられる。ところが大きな枠組みだと、何か国かで手を組んでアメリカなどに対抗できる。ただ、今アメリカから参加条件として『自動車・保険・牛肉』の関税引き下げを言って来ている。そんな前払いは絶対にダメ!」ただ、消費税反対派とTPP反対派と重なっているところがあるので、参加表明時期はそうとう慎重にやらねば、とも。

 時間があったらやりたいことは? とうかがったら即、「バックパッカー!これまでにも身一つであちこちを旅してきましたけど、もう一度“猿岩石”みたいに歩きたいなあ・・・上海まで船で行って、その後ユーラシア大陸を徒歩で横断して、ポルトガルのリスボンまで・・・行きたいなあ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:7月13日(金)23:00/7月14日(土)9:30/7月15日(日)0:30