今週の一筆
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06月29日の放送

日本は情報通信政策が弱すぎる!

民主党 高井崇志 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは民主党の高井崇志さん。社会保障・税一体改革関連法案は賛成票を投じたとのこと。

 「悩みましたよ。先にやるべきことがあるだろう、と地元で言い続けてきましたから。でも歳費削減はやったし、定数削減法案も出した。それより世界情勢。決められない政治と言われ、ギリシャショックで日本の財政再建も待ったなし。『先に』ではなく、同時にやらなければ間に合いません。それにつけても意志決定のルールをきちんと作っておけば、造反者がこんなに出るなんて事態はさけられたかも。残念でなりません」

 総務省を辞めて政界入り。きっかけは? と聞いたら「中学生の時に城山三郎さんの『官僚たちの夏』を読んでかっこいいな、と思い官僚になったんですけど、実際は縦割り行政。岡山県に出向したときに四国八十八カ所を徒歩で踏破。その時にじっくり考えて、政治家になろうと決意したんです」。3年間の政治家経験だが、前半と後半では全く違うとも。

 「前半は政調が廃止されたので一年生議員なんか、全く何もしなかったし、できなかった。それが後半の1年半は政調復活で自分でも驚くほど仕事をしている。10以上のプロジェクトチームやWT(ワーキングチーム)で事務局長などをやってますよ」

 やはり情報通信・IT関係の仕事が中心とか。世界的なハッカーグループ「アノニマス」の集中攻撃に今、財務省・国交省や自民党・JASRACがさらされているが、日本はITに関して危機感が非常に足りないという。

 「先日、党のWTで『情報セキュリテイ政策の強化について』という提言を出したんですよ。アメリカなんか防衛のひとつにサイバー攻撃を上げている。一方、日本はサイバー攻撃に対する予算がどんどん減らされている。携帯・スマホなどみんながICT(情報通信技術)を使っているというのに……だから早く政府がきちんと予算をつけて、官民共同でこれにあたらなくては」

 スマートグリッド議員連盟もこのほど立ち上げた。エネルギー源を原発以外に求めようという動きもあるが、一方で消費サイドをITでコントロールすることによって、もっともっと省エネをしようというもの。

 「アメリカ・韓国等々、今何とか自分の国の方式を世界標準にしようと政府と一体となって、血眼になって競争してます。ところが日本は技術が有りながら、政府の関心が薄い。世界標準になれば成長産業になるのに!」と、これも悔しそう。

 そのほかにも「教育の情報化WT」の副座長を務めるなど忙しい毎日だが、目下、はまっているのはマラソン。2月に始めたばかりだが、夢は東京マラソンとホノルルマラソン!

 「運動不足、体力不足解消からはじめたんですけど、なんか気力・体力が充実してくるんですよね。それに無心になれるし……四国八十八カ所の徒歩走破の時の気持ちをあらためて思い出しましたよ」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:6月29日(金)23:00/6月30日(土)9:30/7月1日(日)0:30