今週の一筆
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06月22日の放送

「考えもせず、議論もせず」では日本の領土も国民も守れない!

自民党 佐藤正久 参院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、このほど「守るべき人がいる」という本を出された「ヒゲの隊長」自民党・佐藤正久参院議員。

 「守るべきモノを守るためには国民の意識を変えなければ、と思ってこの本を書いたんですよ。東日本大震災で自衛隊への好感度は95%にまで上がりました。でも自衛隊と一緒に日本を守りますか?と聞いたら、15%。自分の国・ふるさとを守る、という意識が無いんですよね。災害派遣のための自衛隊なんですよ」

 「世界地図を逆さまにしてみてください。中国やロシアや北朝鮮にとって、日本は出口をふさぐ国でしかないんですよ。だから尖閣諸島での漁船衝突問題が起こった。通行路を確保したいから、尖閣は中国領土だと主張している。南沙諸島もベトナムと争っているし、スカボロー礁だって中国は漁業監視船を出した上にフィリピンからのバナナ輸入禁止、旅行禁止をした。経済的に大打撃ですよ。でもフィリピンはがんばっている。日本は?レアアースだけでなく、靴など他にも輸出禁止にして経済的打撃を与えましたよね。『ウチがつぶれないためにあんな小さな島なんてあげてもいいじゃないか』、と言った人も知ってます。日本は、領土は世界で60番目ですけど、排他的経済水域は5番目。エネルギー資源、安心な漁業、これを大切にしなきゃ!そんな国を守る心を持って欲しいんですよ」

 普天間基地問題。「抑止力は報復力を持っているかどうかで決まる。今はその能力のない自衛隊にかわりアメリカ海兵隊がその任にあたっている。また朝鮮半島有事の時に即応部隊が必要。自衛隊は助けに行けない。グアムにヘリコプターだけ移転させても武器・油・整備の人員等兵站が一緒でなければ動けない。そのような広い場所は残念ながら県外やグアムもない」

 「私の考えですが、▽まず兵站部分を自衛隊が肩代わりする。▽自衛隊と共同使用にする。▽嘉手納空軍の一部を騒音を減らすために三沢に移す。ただ残念ながら、まず一番に国を守るために『抑止力』をどうするか、から考え始めなければならないのに負担の軽減から始める。それでは米側も話に乗ってこない」

 「非核三原則だって『作らず、持たず、持ち込ませず』に『考えもせず、議論もせず』の非核5原則になっている。東日本大震災でも同じ。安全神話に乗っかって最悪のケースを全く考えてこなかった。原発だって、これでテロがあったらどうするんだ! 大飯の再稼働だってテロを全く考慮してない。トンネルひとつ爆破されたら全く孤立してしまう場所なのに。自衛隊かそれと同様な組織で守ろうという発想がない!」

 今の政治家を「天気予報政治家」ばかりと言う。雨が降ったらどうする、雪が降ったらどうする、としか考えない。「雨が降っても、雪が降っても、決めたことをやるんだ、という意志がないと。結果を出さなきゃ!」

 時間があったら、長い時間ジョギングをしたいと言う。でも週の半分は福島から通勤。「でもその1時間半、ツイッターをやったり、フェイスブックをやったり、周りの人と話をしたり・・。田中防衛大臣の頃は、『あの人に命預けられないから、どうにかしてくださいよ』と言われましたよ」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:6月22日(金)23:00/6月23日(土)9:30/6月24日(日)0:30