今週の一筆
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04月13日の放送

メルケル首相を見習え!

民主党 逢坂誠二 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは民主党の逢坂誠二さん。
 「原発ゼロの会」や「脱原発ロードマップの会」のメンバ−として活動しているだけに、「反原発」かと思っていたら、「それは違います。今すぐ原発をやめろ、というのは無理。ゼロベースでエネルギー計画を見直し、原発依存度をいかに減らし、再生可能エネルギーへの転換を加速するにはどうしたらいいか、時間軸もふまえて冷静な議論を、ということですよ。だいたい技術的問題や経済的問題以外にも原子力に依存してきた立地自治体・住民の暮らしをどうするか、など原発問題には様々な側面がある。物理学者のドイツ・メルケル首相は、技術的には安全だという専門家の意見があったにもかかわらず、『今は正しくても50年後100年後の国土を汚染してもいいのか』という倫理的側面から、いち早く原発停止を決めた。そのウラには40年間もの自然エネルギーへの議論や実践があったし。カナダは核燃料廃棄物の処理を5年かかって議論、『さしあたり60年間地中に埋め、その間に、その後をどうするかさらに考えよう』という結論になった。これを日本もしなくては!」

 再稼働も反対ではないが拙速すぎるという。
 「国民の納得がなければ、再稼働はやってはいけない。今年5月に私の選挙区近くの北海道・泊原発が検査停止になると、日本中の54基の原発はすべて止まる。政府としては、そうなると再稼働が非常に困難になるので、その前にひとつでも動かしたいということだろう。しかし、この安全基準ではダメだし、夏に電力が足りなくなると言ったって、それはピ−ク時の話。ピーク時の2〜3時間を他の所から融通したり、節電で対応する、等々考えればいい。そしてしっかり安全チェックをして再稼働すればいい話だ。さらにそのためにも電力会社の体制をどうするかも大きな問題ですよね」

 もうひとつ、昨日発表された歳入庁原案についても、うかがった。
 「みんなの党がいうような大幅な歳入増にはならない。要は国税庁と日本年金機構と一元化することでコストダウンにもなり、便利にもなる、ということ。ただし、まだまだ問題はある。今の案は財務省の外局だが、もっと独立性を持った方がいい。地方税と国税の関係や徴収と課税の関係をどう整理するか。でも、なにより所得把握を一元化しなければ。だからマイナンバー制度を先行させるべきですよ。今日もその議論をしてからここにきたんですよ」「でも肝心な消費税増税法案の前途は大変」とぽつり。

 時間があったら経済のあまり発達していないヨーロッパの小国に行って、人々の暮らしの中に入ってきたいと言う。「おふくろに『ほんとにお前は変わったこどもだね』と言われてましたよ。有名な国ではなく辺境の土地に行きたいって言ってましたからね。そうだな〜。アイルランドのダブリンなんて行ってみたいな〜」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:4月13日(金)23:00/4月14日(土)9:30/4月15日(日)0:30