今週の一筆
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03月09日の放送

景気回復は上向き?ピ−クアウト? 今が正念場!

民主党 大塚耕平 参議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは民主党参議院議員の大塚耕平さん。日銀出身、金融・規制改革担当の内閣府副大臣経験者なので、今回は日本の景気問題についてうかがった。

 折しもGDPが上方修正される一方、リーマンショック以来初の経常収支赤字転落が発表されたばかりなので、どう思うか聞いたら「タイの洪水や、原発再稼働も難しい中、イラン・ホルムズ海峡の政情不安定で石油・LPG等の値上がりもあって貿易収支の赤字が大きい。欧州経済の行方もわからない中、景気が上向きになるのか、ピークアウトなのか、今どう戦略的に動くかで大きく変わってくる。しっかり考えなければいけない正念場だ」

 円高が一応止まり、株も回復したが、これは日銀が先月インフレ目標(上昇率1%メド)を発表した効果か、と尋ねたら「そう、今回は微妙な言い回しも、時期も良かった。要は市場にどう受け取られるか、が大切。それに財政支出だけではダメ、金融と車の両輪で経済を動かさなきゃ」

 エルピ−ダメモリ破綻問題を見ても、適切な時期に適切な対策を立てなければ失敗する、と改めて思う、とのこと。
 「予算が衆議院を通過したが、補正予算でさえまだ執行されていないところが沢山ある。一日も早くお金をまわして、日本の成長を支援する必要がある。そのためには大きな戦略を描かなくては。私が副大臣時代に総合特区制度を打ち出し、去年暮れに国際戦略総合特区7か所を指定した。北海道が農業と食品、愛知・岐阜−航空・宇宙産業、京浜臨海地区−医療、九州−環境といった具合に、国際競争力のある大都市を育てようと一歩踏み出しているんですよ」

 今、年金問題で一体化改革−消費税増税が揺れているが、前厚労副大臣の大塚さんは「でも、このおかげで、現行制度で大丈夫か、という問題と、では新しい制度はどんな制度がいいのかという2つの問題があるということを、皆さんにわかっていただけたと思います。現行制度は100年安心と言っていたが、前提条件が大きく間違っていたのもわかってきた。ま、このままでも40年くらいは持つでしょうが、橋下さんの説も含めて新制度をしっかり考えて欲しい」

 「参院に予算が回ってきますけど、特例公債法案が切り離されましたから、また審議たいへんになると思いますよ。来年のW選挙の可能性も含めて、今、マニフェストを作りはじめてますよ」

 大塚さんのブログの片面は「耕平さんかわら版」で政治・政策の話、もう片面は「弘法さんかわら版」で仏教の話! すでに本になっているので、第二弾も?とうかがったら、実は放射性物質の影響と暫定規制を作るまでをかいた「3.11大震災と厚労省」を上梓したばかりだという。「記録として残しておかなきゃいけないし、中立的な立場できちんとデータを出し、皆さんが安心できる一助になればと思ったから・・・。ぜひ読んで下さい」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:3月9日(金)23:00/3月10日(土)9:30/3月11日(日)0:30