今週の一筆
【画像】
【画像】

01月27日の放送

消費税率アップ、正直に事実を言わなければ国民の理解を得られない!

自民党 野田毅 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、自民党税調会長兼社会保障制度特命委員長の野田毅さん。当選13回、大蔵省出身のベテランで、今国会の焦点である、社会保障と税の問題については自民党時代の与謝野馨さんと一緒に議論してきただけに、民主党の素案が何故ダメなのか理路整然と説明してくれた。

 まずは「一体改革」という言葉。「今のままの社会保障制度では確実に破綻する。だから自民党は参院選で『当面は10%に』と初めて数字を上げて闘った。しかし、『一体化』というのは『良い政策だから消費税増税を許してね』ということ。でも現実は岡田さんも藤村さんも、『これでは足りなくなる。将来的には今より10%以上アップせざるを得ないだろう』と公明党に言われて初めて言ったように、これは現行制度の手直ししかできない数字。そこは事実を正直に言って、きちんと国民に説明して理解を求めなきゃ」

 もう一つはマニフェスト。「マニフェストで最低保障年金や、子ども手当などを財源を無視して作ってしまい、それまで今回の素案に盛り込んでしまった。だからますます議論がおかしくなってきている。民主党はまずは正直に見通しを出すこと。それからマニフェストに書きましたけれど、それは将来のこと。すみませんでした、と謝ってから議論を始めるべき」

 自民党は「解散総選挙に追い込む」の一本槍だが、消費税問題等をしっかり議論して欲しいと思っているのでは? と聞いたら、「議論をしないのではなくて、民主党の中でしっかりまとめてきて欲しい、ということなんですよ。それだけの熱意があるのなら、まず党内を説得して法案を出す。国会の中でなら大いに議論をして、成案になるように努力しますよ。私はきちんと仕分けをして、当面は現行制度の手直しのための消費税アップで、その後はどういう制度を採用するか改めて話し合おう、という形にしたらいい、と思ってますよ」

 ただ「解散総選挙に追い込む」と言うだけではダメ、とも。「総選挙で負けたのは、民主党ができもしないマニフェストを言ったから、ではなくて、自民党のそれまでのやり方がダメ、ということだったんですよ。だからそれを反省して、では新生自民党なら具体的にどうする、ということを訴えなきゃ。とはいえ、選挙の時期によってそのテ−マは変わりますけど」

 時間があったらやりたいことは? と聞いたら、即「女房孝行!」。選挙区を一手に引き受けている奥様には多大な感謝をしているということで、「『好きなように身柄を預けますから、ゴルフでも旅行でも食事でも、何でも!』と言ってあるんですよ。でもね〜申し訳ないけど、いつもドタキャンだから」

【画像】

川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:1月27日(金)23:00/1月28日(土)9:30/1月29日(日)0:30