今週の一筆
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10月21日の放送

とにかく復興・復旧は第一優先順位、さらにライフワークとしている気候変動問題についてもしっかりやっていきたい

民主党 福山哲郎 参議院議員

対談を終えて

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※今回の聞き手は、長岡杏子アナウンサーです。

 今週のゲストは前官房副長官、福山哲郎さん。いつお会いしても一言目は必ず「いつもありがとうございます周りのすべての人に対する感謝の気持ちが、自然に言動ににじみ出ている・・・そんな印象の方だ。

 始まったばかりの臨時国会については「合意形成の国会にし、被災地のみなさんに安心感と希望を与えられるよう、一刻も早く三次補正を成立させたい」と訴える。
 震災7ヶ月・・・被災地に寒い冬が近づいている。

 今なら言えることもあるのでは?
 菅前総理を支えた1年3ヶ月を振り返ってお話をうかがった。

 あの日、官邸はどんな様子だったのだろうか? 
 「地震発生時は副長官執務室で参議院決算委員会の中継を見ていた。すぐ緊急参集チームを召集し、危機管理センターへ飛び込んだ。総理と官房長官もまもなく到着。少しして福島第一原発の電源喪失、冷却機能停止という情報が入ってきて、さらに緊張感が走った」

 その後、福島に送るべく電源車の手配にあたる。さらに首都圏の帰宅困難者の対応も担当。被害の全貌が見えない中、断片的な情報を元に、各自が持ち場で必死に指示を出し続けた。危機管理センターは騒然とした雰囲気だったという。

 官邸の対応については批判の声もあった。
 特に3月15日早朝の菅総理の突然の東電本社訪問。なぜあのような行動となったのか?

 「15日の未明、経産大臣と官房長官に東電が電話で『第一原発から撤退したい』と言ってきた。午前3時、急遽、政治家だけで会議をもった。状況を聞いた上で総理は『撤退はありえない』と判断し、すぐに東電の社長をよび作業を続けるよう指示を出した」。

 作業員の被曝の危険も考えられる中での作業指示の判断。重苦しい雰囲気の会議だったという。「非常に大きな決断だった」。そして午前5時半、総理が東電本社に乗り込む。早く収束させたい、住民の大量被曝だけはなんとしても避けたいという思いを東電社員に伝えた。

 菅総理の功罪は?とたずねると、「検証委員会も調査しているし、後世が判断することだが」とした上で「住民への避難の指示・東電の撤退を認めなかったこと・浜岡原発など、決断が早い。ただそのための調整が足りなかったことは反省材料」。

 きょうの一筆は「一日を生涯として生きる」
 震災を経験したいま聞くと、さらに胸にひびくが、福山さん自身は初出馬の時からこの言葉を座右の銘にしてきた。ごらんのように達筆だが、時間があったら書道を正式に習いたいそうだ。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:10月21日(金)23:00/10月22日(土)9:30/10月23日(日)0:30