今週の一筆
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09月09日の放送

「現場が大切」を肝に銘じて政治・行政を!

片山善博 前総務大臣

対談を終えて

 今回のゲストは前総務相の片山善博さん。鳥取県知事として8年間、地方行政を担ってきたが、国政との大きな違いは、首長なら4年間ないし8年間の目標日程を立てられるけれど、国政は本来の任期はあるものの、解散や改造などもあり、長期の計画が立てにくいことだという。

 「それを見越して、当初の段階からやるべきことに着手したんですよ。だから補助金の一括化をしました。各省庁ははじめ28億円しか出してこなかったんですが、菅さんに頼んで5120億円まで増やしましたよ。それから、地方出先機関の統廃合も九州でスタートさせる道筋を作ったし・・・」

 でも、3・11以降はやはり大震災対策が中心。「お役所仕事だなんだといわれていた市役所や町役場ですけど、そこにあるはずのものが流されちゃったんですから。でもこの立て直しのため、実際に現地に行くことによって総務省の役人の意識もずいぶん変わりましたよ。やはり現場を見て行政や政治をしなくちゃ!」

 この大震災で国と地方の関係が改めてクローズアップされたが、「平常時に地方分権をきちんとやっておくべきだったと改めて思う」とのこと。
 「非常時には、逆に国が統一した方針を出してくれないと動けない場合が多々ありますから。新しい町作りをしようと思っても財源がなければダメだし、規制をゆるめてもらわないとできないこと、沢山あるんですよ」

 その一方でこんなセリフも。「復興構想会議で財源の裏付けがなきゃ復興債を出せない、なんて議論をしていましたから、正直、復旧・復興対策が遅れましたよね。野田政権が一日も早くドーンと第3次補正を出してくれるといいんですが、財務省がそこまでやるのかどうか・・・簡単に増税、というわけにはいかんでしょうし」

 今、ベランダで朝顔を育てているそうだが、本当にやりたいのは「野菜作り」。鳥取の農家育ちで、子どもの頃、おばあちゃんがほめてくれた大根作りをまたしたいとのこと。「黒い土の中から真っ白な大根が出てくる。それを大根おろしで食べる!いいですね〜!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:9月9日(金)23:00/9月10日(土)9:30/9月11日(日)0:30