今週の一筆
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05月27日の放送

一刻も早く国の責任で賠償を! 東電はまずは事故収束と電力の安定供給を!

民主党 吉良州司 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、前外務大臣政務官の吉良州司さん。ちょうど海水注入中断問題でのゴタゴタにあきれ果てていた時だけに、政府や東電の原発事故対応への不満をぶつけたら、「私たちが作った政権ですから、お詫びしなければいけませんが、それにしても、こういう混乱の時、特に事象が激しく動いている時は、阪神淡路大震災の時の政府のように、まずは現場にまかせ、政府は責任をとる、ということに徹すべきでしたよ」

 政府に対してもうひとつ不満なのは、閣議決定された「原発事故賠償支援」のスキームだという。「原発損害賠償法」第3条に、大震災の時には賠償の上限が認められているのに、これは、それを採用しないスキ−ムになっていること。

 「もちろん東電に大いに責任はあるんですよ。でも、今回のスキームは東電に無限責任を追わせた上に、国は直接責任を認めていない。原発は国策だったのに。一私企業がこんなに巨大な賠償金はらえないことは皆わかっていることだから、まず国の責任を認め、仮の賠償金を払って被災者を安心させる。一方、東電は事故を止めることと電力の安定供給のみまずは全力を傾ける。そして、事後処置として東電と国との賠償配分を決める、というスキームにしなければ」

 外務政務官経験者だけに、日本のブランド力の低下をどう回復させるかが今後の課題だという。

 「今の発表は、国内向けを英語に翻訳しただけ。そうではなく、海外向けに日本の技術力はいかに優れているかを中心に発信すべきですよ。それに、原発事故だって『日本だからこれで済んでいる』という評価があるんですよ。原発そのものもまだ買いたい、と言う国もありますし、今後、原発事故対応の新製品もどんどん出てきますよ。要は、これらを集めてどう発信できるか、考えるべきです」

 超党派の復興議連の裏方としても大忙しの吉良さん。暇ができたらやりたいことは?と聞いたら、「スポーツはなんでも好きなんですけど・・・山に行きたいなあ。登山は無理でもせめてトレッキングとか・・・北アルプスやスイスの山々! また行きたいなあ!」という答えが返ってきた。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:5月27日(金)23:00/5月28日(土)9:30/5月29日(日)0:30