今週の一筆
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05月13日の放送

「国会議員の仕事」とは

民主党 津村啓介 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストはこのたび、自民党の林芳正参議院議員と共著で「国会議員の仕事」(職業としての政治)を出版なさった民主党の津村啓介さん。日銀を辞め、岡山2区から公募で出馬し、国会議員になるまでのことや、初めての議員生活、政権交代で内閣府政務官として何ができたか等、実態がよくわかるなかなか面白い本だが、今回はそれらを踏まえて、現在の政治の状況をどうみるかうかがった。

 「今回の大震災で国会議員の姿があまり見えないが?」とまず聞いたら、「いや、各議員、被災地にずいぶん行ってますし、それぞれが自分の地元の支援の声?被災地の声?政府とをつないだ仕事をしてますよ。でも国会議員の仕事って自分ではやっていても、皆さんに見えないのかもしれませんね。だから、この本を書いたんですし、それに昨日からツイッターも始めましたよ!」

 内閣府大臣政務官時代は国家戦略も担当、「政権交代で期待していたのに国家戦略室は機能していないのでは?」と聞いたら、「やはり、法律的な裏付けがなく、人もカネも十分でなかったのが大きい。何は無くとも、国家戦略室を裏付ける法律を真っ先に通しておけばよかった。サポートするべき党の政策調査会も鳩山政権発足時にいったん廃止してしまったから、菅政権で復活しても役割があいまいで、エンジンがかからなかった」と悔やむ。

(Q.政治主導ではなく政治家主導で逆にマイナスが大きいといわれているが?)
 「確かに時間がかかりますけど、でも今は官僚政治と言われたような縦割り・無責任体制打破を言う余り、極端に官僚忌避にぶれている状況。もう少し政治家・官僚、お互いが経験値を上げて、いい関係を作り上げていけると思いますよ」

(Q.マニフェストは?)
 「マニフェストは大切です。だけど、世の中の変化に応じて見直さなければ。税収が大幅に落ち込んだり、今度のような大震災があれば当然見直す必要がありますよね」と歯切れがいい。

 「それにしても、今回の大震災対応については今でも期限付きの大連立をやるべきだと思っていますよ!」

 今、集中的にやっているのは「社会保障と税の一体改革」。与謝野大臣のもとで6月までに成案をうるべく汗をかいているという。だから復興税としての消費税増税は反対、あくまでも社会保障の財源としてきちんと分けて考えるべきで「6月までにはきちんとまとめます!」

 時間があったら本を読みたいという。お気に入りの作家は向田邦子に綿矢りさ! 「ずいぶん極端ですね?」と言ったら、「そんなことないですよ。二人とも、ずっと深いし、人に対する見方が正直ですよ!」という答えが返ってきた。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:5月13日(金)23:00/5月14日(土)9:30/5月15日(日)0:30