今週の一筆
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03月25日の放送

事業仕分けよりおおもとの法律仕分けを!

自民党 橘慶一郎 衆議院議員

対談を終えて

※東北地方・太平洋沖地震発生の前に収録したものを放送しました。

 逆風の中、前回衆院選では自民党の初当選組は4人しかいなかったが、今回のゲストはそのうちの一人、富山3区選出の橘慶一郎さん。高岡市長から国政に転じただけに国と地方の関係を中心に国会質問を続けている。

 「民主党の一括交付金のだめなところは地方の実情がわかっていないこと。今回は県レベルだからまだいいが、これが市町村レベルとなると、『一括で使い道は自由』とはいっても額は小さくなり、『年をまたいで』ということもできない。ということは、小学校を建てたくてもそれではできない。やはり、使い道別にしないと。それに根本は国と地方の役割をきちんと決めて、その財源を地方に移すこと。こんな交付金ではダメ。こども手当も同じこと」と手厳しい。

 「民主党がこんなに失敗したのは何故だと思うか?」と質問したら、「参院選直後の長い夏休み、今年にかけての長い冬休み。代表選や小沢問題があったからというけど、それは皆、民主党内の話。一日も早く国会をスタートして、国民のために何をやるか、総理も大臣も3つくらいに的を絞って国民に訴えるべきだった。それがつまずきのはじまりで、未だに何をやりたいのかさっぱりわからない!」

 橘さんのやりたいことは「法律の整理」だとのこと。
 「つまり、不要不急の法律が多すぎる。戦後すぐにできた熱海や松江などの振興法がまだ残っているし、首都機能移転法なんて今、誰も見向きもしない。しかし法律がある以上、そのための仕事は続けなくてはいけないし、人員も配置しておかなくてはならない。事業仕分けだ、なんだと言っても枝葉のこと。この法律を消してしまえば、自動的に仕事も人員もなくなる。しかし、日本には消すための法律がない。フランスなどは議会にきちんとそのための委員会があるし、アメリカは新法案ができると自動的に前の法案が消える。戦後すぐと、土光臨調のときに行政改革をやって少し減ったが、議員立法が盛んになって法律が増える一方、行政のムダを省かねばならない今こそ、再びこれをきちんとやるべき!」

 国会での冒頭に必ず万葉集を引いてから質問をスタートする橘さん。何故?とうかがったら、「故郷の高岡市は昔、越中の国府が置かれていたところで、そこに赴任してきたのが大伴家持。故郷のPRのために始めたんですが、案外これで場が和むんですよね。それで皆が質問をきちんと聞いてくれる。だから、続けてます。季節や質問内容、質問する相手のことを考えて選びますけど、三千首以上ありますから、まだまだ大丈夫。『ニコニコ動画にもこのシーンだけ集めたのが投稿されてるぞ』、と教えてくれた人がいましたよ」とにっこり。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:3月25日(金)23:00/3月26日(土)9:30/3月27日(日)0:30