今週の一筆
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05月09日の放送

防衛省組織改革まとめの後は自衛隊海外派遣のための恒久法作り

自民党 中谷元 衆議院議員

対談を終えて

  元防衛庁長官の中谷さん、不祥事続きの防衛省立て直しを今度は党安全保障調査会長の立場で提言した。石破防衛相を中心とする防衛省内での組織改革に先行して総理に改革案を提出するなど力が入ったものだが、特に背広組(内局)と制服組(自衛隊)の連携がうまくいかないのが運用面での大きな問題なだけに、この点で石破案とは大きく違った内容になっている。

  石破案は「内局と幕僚監部を完全統合するというもの」。これに対して自民党案は「次官と統合幕僚長を同格にし、内局の運用企画局は廃止して各幕僚監部が実状に応じて機動的に運用する。また、内局中心の防衛参事官のかわりに民間登用も可能な防衛大臣補佐官制度を新設する」というもの。あとはこの6月にもまとまる予定の内閣の防衛省改革会議の結論待ちだが、「要は、どの大臣のもとでも機能する組織になればいい」と中谷さん。

  心配なのは自衛隊海外派遣の恒久法案策定の行方。福田−小沢の大連立話を受けて実現か、と思ったものの、その後のねじれ国会の衝突で先行きが不透明に。来年にはインド洋海自派遣法もイラク支援法も切れる。その一方で、PKOも様変わりして平和構築や民生支援まで含むものになり、中国はアフリカやアジア各国に積極的にPKOを派遣しているのが実状。その中で日本の在り方はどうすべきか等、議論すべき事が沢山ある、と中谷さんは3年ぶりに超党派の「新世紀の安保体制を確立する若手議員の会」を民主党・前原さん達と再開した。秋に法案を出すためには夏の内にその骨子を公明党とも作らねば、と力が入る。

  体力作りに朝、ジョギングで皇居を1周。防衛大学4年、陸自5年半で培われた体力・気力を衰えさせないためにと、毎年8月には「ウエルカム・マリン・プログラム」で米軍兵士と富士登山を続けてきたが、去年の参院選で一休み。でも「自分の足で一歩一歩歩いて上に登る、という原点に戻るために、今年も何らかの形で登りたいですね」と笑った。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:5月9日(金)23:00/5月10日(土)9:30/5月11日(日)0:30