今週の一筆
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07月10日の放送

コロナ対応・地方に権限と財源を! 今こそ地方分権の時!

日本維新の会 馬場伸幸 幹事長

対談を終えて

 今回のゲストは日本維新の会の馬場伸幸幹事長。まずは終わったばかりの都知事選について。「小池さん、圧勝でしたね。都民の支持がそれだけあったということでしょうが、TVの公開討論会もなかったですから、これからの都政をどうリードしていくかなど、我々の意見の浸透のしようがなかったともいえます」

 維新推薦の小野泰輔候補が直前の出馬にもかかわらず61万票をとって第4位になりましたが? 「そう、維新の信念・理念と一致していたからすぐ推薦を出し、日を追うごとに支持が広がっていきました。もちろん吉村大阪府知事の効果もあったでしょうが」

 これで維新は東京でも勢力拡大? 「我々ははじめから地方のグループが集まって日本維新の会という政党を作りました。他党のようにまず国・中央で政党を作ってそれを全国に広げていく、というのとは真逆です。自分の地域でまずいろんなことをやってから、というのが東京でも理解されてきたと思っています。横浜にも維新塾を作りました」

 それで「新しい国のかたち(分権2.0)協議会」というのを作ったのか? 「コロナで東京一極集中が限度を超えているのがよく分かりました。一方、コロナで地方の知事の活躍が目立ちます。自分たちの地域のことは自分たちで考えて自立するんだという重要な時期に来ています。たとえば吉村大阪府知事が、国が発表するなというのを押し切って、今後の感染者予想の数字を出して3月の連休前に注意喚起した。あの時の初動対応が良かったと今、評価されています。でも戦うための武器を与えてくれなくては。東京は財政調整金という貯金が1兆円あったのが、今はほとんどなくなってしまったし、他の府県はそもそもそんなお金が無い。権限と財源を地方に渡すことが大事です。一時、地方分権や道州制議論が盛んだったが、今は全くその議論がない。だから『新しい国のかたち』を改めて考えようというわけです」

 一方では、この協議会は国民民主・立憲民主まで巻き込んで野党再編を仕掛けたものだったが、人が集まらなかったとも言われているが? 「前原さん、松原仁さん、それに私が代表世話人ですが、話し合って趣意書の中に『大阪都構想を中心とした地方分権』と入れたんです。地方分権構想、今のところ大阪都構想しか具体化しているのはありませんから。ところがそれを理由に『馬場はよこしまなことを考えているから参加してはならん』と、それぞれの政権幹部が言ったとかいわれて参加者が減りました」

 いいんですかそれで? 「我々も2回の離合集散の経験ありますから、『数』と『質』。そのバランスが大事だと思っています。数が集まってもバラバラの方向を向いていたのではなんにもなりません」

 最後に目下話題の解散総選挙について聞いてみた。「それは総理の専権事項です。しかし個人的な意見ではコロナの第二波、第三波が来たら、有権者の皆さんの判断材料となる情報を与えられない。それにオリンピック問題、アメリカ大統領選挙もあるし、選挙をやっている場合じゃ無いと思います」

 上げ潮に乗っている今の方が維新にとっていいのでは? 「いや、大阪都構想の住民投票が11月1日にある予定です。我々としてはこれが今年最大の目標です。全精力をこれに傾けています」

 暇があったら何をしたいか聞いたら「旅行かなあ」。どこへ? 「人のいないところへ行きたい」。なぜ? 「声をかけられるのならまだいいんですけど、じーっと見ていられるのはどうもね〜」だそうだ。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:7月10日(金)23:00/7月11日(土)9:30/7月12日(日)0:30