今週の一筆
【画像】

10月11日の放送

自民党青年局長の仕事は (1)台湾外交 (2)災害対策 (3)地域の若い世代の政治参画推進

自民党 小林史明 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、自民党青年局長に就任なさった小林史明さん。党青年局って? 「立党以来の組織で、条件として45歳以下で当選4期以下の議員が属します。実は全国47都道府県の県連にも青年局が同じようにあり、こちらには県議の他、地域のリーダーとして消防団や経営者の方がいらっしゃいます」

 何をしている? 「1つは日中国交正常化で断交した台湾との関係を保つこと。政府・与党では断交しても、自民党としてお付き合いしようと先人たちが始めたもので、年に1回以上、台湾にうかがって交流をしています。私たちが行くと蔡英文総統も出ていらっしゃいますよ。ただ今後は、もっと実質的な交流をしたい。香港問題など東アジア情勢が厳しくなっている中、台湾も経済的には中国への依存度が高い。そこをなんとか低める支援ができないか、例えば、観光。今は台湾から日本への観光客は年間約500万人もいるのに、日本から台湾は約200万人。だから日本各地の学校で海外旅行を計画しているところに、台湾を選択肢に入れてくれないか、と働きかけるなどを考えています」

 災害対策もメインテーマ? 「私自身も去年の西日本豪雨で被害を受けました。災害対策は今、法律的には地方自治体の首長にまかされていますが、それでいいのか。各地方議会で政府が発信する情報を共有すれば、情報を取りに行くのも発信するのもずっと効率的になります。それができるのが青年局なんです」

 3番目は地域の若い世代の政治参画を促すこと。党員100万人のうち14〜15万人が青年局世代。街頭やチラシ配りだけでなく、一緒に政策作りをしようと。質問を共有して全国一斉に同じ質問をして物事を動かす。逆に地域の課題を共有して一緒に解決する。自分たちから発想する、という意識変革ができてきたんですね。アクションを起こして地域の課題を解決するという姿を皆さんに見てもらって、政治家って面白いんだ、自分たちも政治家になりたい、と思ってもらえればなあ、と考えています」

 NTTドコモから政治の世界に転身して7年。ずっと規制改革と行政改革を追いかけてきた小林さんが総務大臣政務官時代に手がけた携帯電話市場の規制改革、楽天の新規参入について聞いた。

 「参入したものの営業開始が遅れた、といって批判の声が大きいのですが、ソフトバンクが携帯市場に参入したときも、つながらないとずいぶんクレームが来た。でも現在は立派にやっている。基地局建設の遅れからと言われていますが、5G対応で共同使用の話も出てきている。失敗したわけではないんですから、チャレンジャーには寛容でなければというのがこれからの規制の考え方だと思います」

 「それから、もう1つ規制改革したいことがあります。台風15号では停電被害が大きかった。電力会社の独自電源も最長72時間しかもたないので蓄電池が必要。ところが日本は蓄電池のための安い技術に認証が下りず、使用できない。ここを規制改革しますので、競争が入って、今後安く蓄電池が使えると思いますよ。こんな風に規制改革をまだまだやらねばならない。逆に言えば、それだけ日本はまだ伸びしろがあるということです。これで課題を解決していけば、まだまだ成長して明るい未来が開けると思います」

 今やっているのは、党行政改革推進本部が提言・内閣官房で始まった政府各省庁の業務抜本見直し。「今は官僚が業務繁多で両手を縛られている状態。せめて片方の手を空けさせて本来の政策立案ができるようにしないと」

 一番が国会対応では? 「そう。だから今、三原じゅん子女性局長と一緒に『役所のレクチャーはWEBで』を始めています。15分かけて国会に来なくてもいいし、資料を印刷する必要もなくなる。そうやって自分たちも変えていかなくちゃ」

 スノーボードのインストラクターをしていた小林さん、その魅力は? 「頭がリフレッシュしますね。いつもは集団で動いていますけど、どんなふうに滑るかを含めて完全に個人の空間になれます!」

【画像】

川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:10月11日(金)23:00/10月12日(土)9:30/10月13日(日)0:30