すぐ出来る!“やって楽しい”防災の知恵

2019年8月5日 [ 監修:国崎信江 ]
災害時に役立つ「災害食」とは
壽老麻衣キャスター(CS放送「TBS NEWS」)
災害食をご存じでしょうか?いざという時に備えて保存され、加工しなくても食べられるもので、日常的に食べているものと同じように美味しく食べられる食料です。水(お湯)がなくても、火が使えなくても温かい状態で口にすることができます。
心も“温まる”災害食

「災害食大賞2019」(主催:防災安全協会・災害食大賞事務局)で、災害時に必要と思われる食べやすさ・保存しやすさ・栄養バランスなどが評価されたものが受賞されました。

~ 表彰「災害食」 ~
うまみ部門・金賞
「そのまんまOKカレー」

温めずに開封したらそのまま食べられるカレーは、お弁当を美味しく食べる一品として人気が高まっています。この製品は、ごはんとカレーがミックスされているのが特徴で、カレーの味がごはんにしみこんで深い味わいになっています。

うまみ部門・銀賞
「Hotぐるべん7 備蓄王鶏そぼろ玉子とじ丼」

石灰石と塩水の加熱様式で、ひもを引くだけで温かいご飯に。温かくておいしい食事は被災して疲弊した心を癒す力があります。

作り方がひと手間に感じることもありますが、手順を見ながら出来上がりを想像して作業することで、災害時の辛いことを一瞬でも忘れることができるなら、それは大きな価値になります。

うまみ部門 奨励賞
「野菜一日これ一本 長期保存」

災害時の食事で困ることの一つが栄養の偏り。特に避難所生活においては野菜不足を解消するのに役立つのが野菜ジュース。しかも普段から飲み慣れている味であれば口にしやすいと思います。ケースで購入したい食品のひとつです。

アレルギー対応部門 銀賞
「えいようかん」

災害対応で忙しくて時間がないとき、家族の安否や自宅の損壊でこれからの先が見えないときには、しっかり食事をしようという気持ちにはなれません。

そんなときに役立つのがこのような一口サイズの食料。食物アレルギーに対応した食品(アレルゲン特定原材料27品目不使用)で、つるんとした喉ごしも良く、年齢問わず誰にでも愛される味です。

特別賞
「農協の飲めるごはん」

農協ブランドの災害食で食物アレルギーに対応した食品(アレルゲン特定原材料27品目不使用)。子どもや高齢者でも食べやすく、水分も摂取できる画期的な商品。宇宙食の発想に近く、テイストも斬新です。

特別賞
「in ゼリー」

「災害時の飲料にはゼリー飲料が最適!」と社会に最初に発信した国崎さん。

「トイレの環境が不安定ななかでは水分の摂取を控えてしまうこともあります。脱水症状やエコノミークラス症候群など回避にも水分補給できて利尿作用が低いゼリー飲料は最高の災害食なのです。栄養が偏りがちな被災者に、栄養補給という願いに応えてくれる食品で腹持ちが良く、携帯に優れているため、普段から鞄に入れておくことをお勧めします」

災害食は、被災者の空腹を満たすだけでなく、栄養補給もでき、温かさや食べなれた味で心のケアも考えた食品といえるのです。


各部門の金賞

【うまみ部門】
「そのまんまOKカレー」
(三徳屋株式会社)

【アレルギー対応部門】
「美味しい防災食 赤魚の煮付」
(アルファフーズ株式会社)

【新製品・セット部門】
「アイクレオ赤ちゃんミルク」
(江崎グリコ株式会社)

【インバウンド対応部門】
「災害用備蓄食(ハラール対応食セット)」
(日乃本食品産業株式会社)

プラス・アドバイス!

災害食は日常でも災害時でも適応するので、国崎さん考案の“家庭内流通備蓄”(消費した分だけ買い足し、常に一定量を備えておく循環型備蓄システム)にピッタリ!

日常の食材と災害食をうまく組み合わせながら“購入~消費~購入”のサイクルで日頃から一定の食材を確保することをお勧めします!


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