すぐ出来る!“やって楽しい”防災の知恵

2019年12月27日 [ 監修:あんどうりす ]
古武術を使った
救出スキルを身につけよう!

体幹の力を使う古武術を応用すれば、倒れている人を起こしたり、移動させたりすることができる方法を紹介します。軽い力でできるので、子どもや女性にも簡単です。

腕力のある人には起こせるが…

倒れている人を起こそうとする時、多くの人は手や腕の力に頼ってしまいます。腕力のある人には簡単に起こすことができますが、そうでない人がどんなに頑張っても倒れている人は起こせません。

倒れている人の両手をつかんで引っ張ろうとしても、(相手の)重心がおへそにあるので動きにくい


頭を抱えるようにして、手首と肘と腕の力で起こそうとしても、力がないとぐったりした頭は重いと上がらない。腕力のある人以外は、この方法で起こすことはできない。

1人でも簡単に起こせる方法

(利き手が「右」の場合 ※1)

【1】自分と反対側にある倒れている人の肩を軽く持ち上げ、首の下に右手の甲を上にして手を入れ、肩の下におく


【2】左手は、へその上を通って反対側につく


【3】左手でおさえた部分と自分の左足を基点にして、自分の上体を相手の足元側に傾ける(倒れるように)と簡単に起こせる

手伝ってくれる人がいる場合

【1】倒れている人の重心が動かないように、もう1人に、反対側から自分と同じ起こし方(※1)をしてもらう。その際、もう1人は肩に手を入れ、自分のいる側の床をおさえる。


【2】1人目(奥)のタイミングにあわせ起こす。

【3】このときもう1人は、重心が移動して動いてしまうことにより重くなるのを防ぐ役割なので、ほとんど力を入れなくてよい(子どもでもできる)。倒れている人が自分(奥)側に傾かないことだけを意識する。

倒れている人を簡単に移動させる方法

【1】倒れている人(相手)の重心である「へそ」の上に(相手の)手を置き、脇の下から手を通し、手首を握る


【2】「へそ」の中心が自分の「へそ」とまっすぐ繋がっているようなイメージで引っ張ると簡単に動かせる

プラス・アドバイス!
  • 救出だけでなく介護にも使える

  • 自分が知っていても自分は助けられないので周りの人に教えよう


いずれの場合も、倒れている人のケガがひどい、体調が悪い、意識がない場合などは、むやみに動かさず救急隊などを呼びましょう。

通常、災害時の救助は2人以上で助け合える事が重要です。あくまで普段、介護などで使う事で災害時に応用できる場面もありますが、1人での救出を勧めているわけではありません。


過去の記事