すぐ出来る!“やって楽しい”防災の知恵

2019年10月11日 [ 監修:あんどうりす ]
“アウトドアから学ぶ防災・減災”
~「ダクトテープ」は修理の万能ツール~

自然相手の世界では、どんなに装備を万全にしていても修理をしなければならない事態は起こりえます。けがの応急手当だけでなく、持ち物の応急手当のことも考えなければなりません。日常生活だけでなく、災害時や防災にも役立つ「ダクトテープ」を紹介します。

「最強で万能な」テープ
  • 並み外れた防水性

    銀色の部分は吸水しない「ポリエチレン」でコーティング
    接着部分は長い間粘着力を発揮する「天然ゴム加工物」
    多少の水ではビクともしない、特別な強さが備わる。

  • 強力な粘着力

    ダクトテープは粘着力があり、どんなに重ねても粘着力が落ちない。「ガムテープ」だと、粘着力が弱く重ね貼りができない。また、粘着力があるのに剥がすのも容易。

  • 手で切れる

    ハサミやカッターがなくても簡単に手で切ることができる。

宇宙でも大活躍

1970年に月に着陸したアポロ13号の酸素タンクが爆発した時、宇宙飛行士たちは呼吸ができなくなる危機に陥りましたが、「ダクトテープ」を使って空気浄化装置をつなぎ合わせることで危機を脱しました。

災害時におけるテントの必要性
  • テントや傘、雨具の応急修復(手当)

    ダクトテープは防水性だけでなく伸縮性にも優れているので、 柔らかい布地に貼っても剥がれにくい。

  • 窓ガラスの補強・修理

    窓ガラスにダクトテープを貼ってガラス補強する。ガラスにひびが 広がるのを抑える効果あり。万が一、ガラスが割れても飛び散らない。 また、割れたガラスの応急処置にも使える。

    アメリカではハリケーン対策として使われているが、「バッテンや米印に 貼っても効果がない」ことが盛んに報道されている。
    事前の台風対策で応急的に貼る場合、飛散防止目的なので全面に貼り、ダンボールやエアクッションと兼用で
    「ダクトテープ」は粘着力が強くしっかり貼れるため、ガラスの種類によっては剥がす時に割れてしまう危険性も。日本の家の台風対策には剥がしやすい「養生テープ」がおすすめ。
プラス・アドバイス!

万能ゆえ、こんな使い方も…

  • (冷蔵庫の)ドアの飛び出し防止 ※余震対策として
  • けがの応急処置

    患部を固定するための三角巾や包帯が手元にない場合でも、粘着力の強いダクトテープを直接衣服に貼ってしっかり固定できる。捻挫した際のテーピング代わりとしても使える。防水なので水濡れにも安心。

  • きつく閉まった瓶のフタを開ける

    適当な長さに切ったダクトテープを、蓋の側面に沿って貼る。余った部分は半分に折って、ひも状にする。あとはひも部分を一気に引っ張るだけで、開かなかった蓋が簡単にはずれる。

  • 紐になる

    折り曲げて貼り合わせれば強度のある紐に


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