すぐ出来る!“やって楽しい”防災の知恵

2019年8月7日 [ 監修:あんどうりす ]
“アウトドアから学ぶ防災・減災”
~川でもライフジャケットの着用を~
樺島彩キャスター(CS放送「TBS NEWS」)

海水浴など夏のレジャーに欠かせないアイテムのひとつに「ライフジャケット」があります。ライフジャケットというと「海」を連想する人が多いかもしれませんが、「川」で遊ぶ際も必要不可欠なものです。

川でもライフジャケットが必要な理由

川では常に複雑な流れが生じていて、水平の流れだけでなく、下に引っ張られる力やリサーキュレーション(循環流)、陸上からの目視ではなかなか判別しにくい深みがあります。流された場合、浮力を補助するライフジャケットがなければ、自由に体を動かすことはもちろん、浮くこと(呼吸の確保)すらできないのです。

ライフジャケット着用で死亡率が激減

川での事故は瞬間的に起きているため、ライフジャケット未着用だと、1分後には致命的な状況になります。そこから発見したり救助するには1分以上の時間が必要で、致死率が非常に高くなります。川での事故原因の90%は溺れによるもの。ライフジャケットさえ身に着けていれば助かっていた可能性もあるのです。

ライフジャケットを正しく着用しよう

ライフジャケットは、年齢や体格、用途等に合わせたものを選び、実際に着用して、ベルト等をしめるなど身体に固定されるまでフィットさせることが重要です。ライフジャケットの性能を引き出すには「正しく着用」することです。


ライフジャケット着用時の正しい流され方

「流されてもライフジャケットを着けているから大丈夫」というわけではありません。ライフジャケットを着けたうえでの正しい流され方というのがあります。それが「ホワイトウォーター フローティング ポジション」です。


  • 足は下流に向ける

  • 上を向いて浮く

  • 両腕でバランスをとる

  • 足から進んでいく姿勢に

  • つま先は水面にできるだけあげる

  • 岩が足先にあれば、浮かんだまま岩を蹴って方向転換

足がつきそうであっても立とうとするのはNG

川底の石などに足が引っ掛かり(フットエントラップメント)、動水圧を受けることで水中から顔を上げることができなくなる。このようなことになると、ライフジャケットをつけていても致命的になります。

「川のシートベルト」が命を守る

「川遊びのライフジャケットは、シートベルトと同じくらい重要」だと認識すること・させることで救える命がある!

プラス・アドバイス!
  • 場所によってはライフジャケットの浮力があっても浮かばない場所があることを知っておく

  • ライフジャケットは子どもたけでなく親も装着する
    ⇒ 子どもを助ける必要が生じた場合に備える

  • 他人がライフジャケットを着けていなくても自分で判断することが重要

  • 「行かない」ではなく、「どこが危ない」「何が危ない」「どうすれば良いか」を子どもに伝える


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