すぐ出来る!“やって楽しい”防災の知恵

2019年7月12日 [ 監修:あんどうりす ]
“アウトドアから学ぶ防災・減災”
~災害時にも役立つ「ホイッスル」~

樺島彩キャスター(CS放送「TBS NEWS」)

サッカーやラグビーなどの試合で欠かせないのが、審判が合図を出すための「ホイッスル」です。ゲーム中に響く音は、さまざまな意味を持ち、試合を左右することもあります。


一方、アウトドア中の緊急時や地震などの災害時に使われる「ホイッスル」は、一刻も早く自分の存在を知らせる重要なアイテムです。

自分の居場所を知らせるには…

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、多くの人が倒壊した建物の下敷きとなり、自力で脱出できない状況に陥ったといわれています。

この様な状況になってしまった場合、どのように助けを求めるのがベストなのでしょうか。

  • 大声を出して助けを求める
    体力を消耗する

  • 近くにあるもので「音を出す」
    周囲の音(ヘリコプターの旋回音や救急車のサイレンなど)に紛れてしまい気づかれにくい

  • 防災用「ホイッスル」を吹く
    軽く吹いてもはっきり届き、大きな音が出る

「防災用ホイッスル」提唱のきっかけ

阪神・淡路大震災の被災者からは「瓦礫の下敷きになり自分の居場所が伝えられなかった」「助けを求めたいが声が出せなかった」などといった声が聞かれ、この震災を機に防災用のホイッスルが提唱されました。

選ぶ際のポイント

予期せぬ災害時に備えて常備しておくこと

  • 軽くて携帯できるもの
    かばん、携帯電話に取り付ける

  • 壊れにくいもの

  • 軽く吹いても大きな音が出るもの
    息も絶え絶えな時に吹くことを想定しているため

  • 玉の入っていないもの
    玉入りものは空気の振動で音を出すので、水に濡れると音が出にくくなる

こんなところにも
  • バックル一体型

    バックル部分にホイッスル機能がついている。一体型のため紛失しない。

  • リストバンド型

    阪神・淡路大震災の経験から生まれたホイッスル。腕につけることで暗闇の中でも、体が動かせない状況でも助けを呼べる。

プラス・アドバイス!

防災だけでなく防犯にも意識を

  • できるだけ常日頃から身に着けて持ち運ぶ

  • 防犯ブザーの代わりに子どもに持たせる
    →電池切れの心配がない

  • 暗い中で光る
    (蓄光のもの、蓄光テープをあとから貼るなども可)


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