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線状降水帯の予測精度向上へ観測強化、気象庁が来年「注意情報」提供へ

 7月豪雨の要因となった「線状降水帯」について、気象庁が発生の可能性を示して注意を促す新たな情報提供を、来年から始める方針を決めたことがわかりました。

 7月豪雨では発達した積乱雲が直線状に並んで長時間、大雨を降らせ続ける「線状降水帯」が九州で数多く発生し、記録的な大雨をもたらしました。しかしこの線状降水帯の発生を精度良く予測することは技術的に難しく、大きな課題となっています。

 このため、気象庁は2隻の気象観測船を梅雨の時期に東シナ海で航海させたり、アメダスの観測点に湿度計を設置したりして、線状降水帯の元となる水蒸気の量の観測を強化することを決め、関連する項目を来年度予算の概算要求に盛り込みました。

 気象庁は、線状降水帯の予測精度を高めたうえで、来年から線状降水帯の発生の可能性を示して注意を促す新たな情報提供を始める方針です。

(2020年9月25日)

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