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7月は記録的「多雨」と「寡照」、気象庁の統計開始以来

 九州など各地で記録的な大雨となった先月の天候について、気象庁が分析結果を公表しました。7月としては統計開始以来の雨量、そして日照時間も少なかったことが分かりました。

 九州などに大きな被害をもたらした「7月豪雨」。その後も7月は活発な梅雨前線の影響で、東日本や西日本を中心に、各地で長期間にわたって大雨となりました。

 気象庁の分析によりますと、この7月の雨の量は、東日本の太平洋側と西日本でそれぞれ7月としては1946年の統計開始以来、最も多くなったことがわかりました。これらの地域では平年の7月と比較して、2倍を上回る量の雨が降ったことになります。

 一方、雨が多くなったことで少なくなったのが日照時間。東日本と西日本の日照時間は、統計開始以来、7月としては最も少なくなり、平年と比較すると、東日本の太平洋側は41パーセント、日本海側も40パーセントという少なさでした。

 「梅雨前線の影響は平年並みか、少し活発ぐらいなことは考えていたんですけれども、これほどの大雨とか、日照時間の少なさは、現状の技術では難しいというのが正直なところ」(気象庁異常気象情報センター 中三川浩所長)

 気象庁の担当者は、「予測が難しかった」と振り返った上で、7月の天候をこう位置付けました。

 「今回、1946年以降で1位の雨の多さ、日照時間の少なさ、ということは、30年に1回以下の出来事ですので、そういう意味では異常気象というふうに、言っていいかと思います」(気象庁異常気象情報センター 中三川浩所長)

 異常気象がもたらしたかつてない雨と日照時間の少なさ。私たちの生活に、今後、どのような影響が出るのでしょうか。

(2020年8月3日)

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